スワヒリ亭こゆう

恋におちたシェイクスピアのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)
3.5
シェイクスピア自身を描いた作品です。
アカデミー賞作品賞などその年の賞レースで沢山の賞に輝いた本作。
伝記物というよりはシェイクスピアで面白いストーリー考えましたみたいな映画でしょうね。
恐らく当時の状況設定以外はほぼ作り話なんじゃないですかね。


とは言え、ラブストーリーとしてよく出来てるし、面白いですよね。
段々と仲間が増えていく感じも観てて楽しいです。
グウィネス・パルトロウが主演女優賞に輝いていて、この当時の彼女はハリウッドで1番輝いていたんじゃないですかね。本作でもキレイでした。

ストーリーはまだ駆け出しのシェイクスピアが『ロミオとジュリエット』を書き上げ上映に至るまでを描いていて、その当時のイギリスでは女性が芝居をする事を禁じられていて、ヴァイオラ(グウィネス・パルトロウ)は男装して芝居をしてロミオを演じることになる。
一方でシェイクスピアはヴァイオラとの叶わぬ恋を芝居に書き上げていくというストーリーです。


ラストがちょっと分かりにくくて、残念ではありますね。
多分、こういう事かとは思いましたけど、分かりにくいんです。
もしかすると翻訳の文章が分かりにくくしてるのかなあと疑ってしまいました。
もう少し分かりやすく簡潔なセリフにして欲しかったです。


そう言えば面白い話があって実はウィノナ・ライダーにこの映画のオファーが来ていたみたいです。当時、グウィネスとウィノナは親友でウィノナの家に遊びに行ったグウィネスが本作の台本を読んで裏で根回しして本作の出演をゲットしたとか🤔
ただ本作の制作はMIRAMAXだったので悪名高いワインスタインに、自ら売り込みをかけるとどうなるかは想像つきますよね💦
まぁ都市伝説かもしれませんね。でもグウィネスとウィノナは絶交したみたいです。