経済産業省/映像産業振興機構の企画で、制作プロダクションはジャンゴフィルム、監督・脚本・編集に真利子哲也。
共同脚本に竹馬靖具。
オープニングから歩いてる男の背中を追いかけるカメラワーク。この背中追いかけるショットは好みのなのだが…シャッタースピードなのか、24Pと60Pがどっちがどう違うのか、よく分からないのだが、なんかカクカクしてるというか、不自然に見える。背中ショットは好みだし、気持ちいいショットになるはずなのに、なにかが気持ち悪い。
単純にカメラマンの腕なのか、カメラの設定ミスなのか、カメラの値段の違いなのか、何が原因かは分からないが、とにかく気持ちよくない。
"The Place Beyond the Pines"(2012)のオープニングも確か、ライアン・ゴズリングの背中を追いかけるショットだったと思うが、この歴然とした差は何だろ?!技術なのかな?こっちはめちゃ気持ちいいショットになってんだよなぁ。
歩き方?画角かな?もしくはレンズの選択ミス?なんか酔うんだよなぁ。
歩く時の上下動が、どうしても気になる。なんかカクカクしてるんだよなぁ。シャッタースピードが合ってないような気がする…。
撮影は月永雄太という、かなりキャリアのある人だった…そんな人がシャッタースピードなんて間違えるわけないと思われるのだが…
この背中の男を演じるのは宮崎あおいの実兄の宮﨑将。なるほど妙に男前なはずだ…兄妹かよ!しかし、車の運転中はアップになるのだが…ヒゲ剃れば?ほんとに申し訳程度しか生えてないからねぇ…だったら、ない方がいいと思うよ。ヒゲの薄い人は憧れがあるんだろうけど…悪ぶってるつもり?チョロチョロの中途半端ヒゲなら諦めて剃った方がいい!
若い子でヒゲを欲して、育毛剤をヒゲにつけてる奴もいたが…ないならないでいいと思うのだが…ヒゲが濃い私からしたら、羨ましいくらい。
しかし、退屈やわぁ…オープニングから興味を惹くようなものが全くない!ただ、ただ男を追ってるだけの映像なんか誰も集中して見てくれないだろ!カンヌだったらももクロ登場する前に席立っちゃうよ!
自殺者が眠る浜辺で、ももクロがPV撮影するという違和感から、ようやく面白そうな展開になりそうなのだが、このワンセンテンスでは足りない。もうひと捻り欲しい。うん、で?って感じなんだよなぁ…もう死んじゃってるから絡みようがないんだけどねぇ。こっからもう一歩なんかいけそうな気がするんだけどなぁ…宮崎あおい兄のシーンが半分もあるから、ここはもっと短くていいと思う。前半が長すぎて退屈。
ももクロと山中崇と自殺者の三者で、もう少し絡みがあってよかったような…結局、互いに絡んだとも言えないようなあっさりさだもんなぁ…
特に誰ともドラマは起きない。
ももクロと自殺者のコントラストのみの作品。