ばーとん

乾いた花のばーとんのレビュー・感想・評価

乾いた花(1964年製作の映画)
2.0
人生にとことん退屈してるお嬢さんが、賭場のアイドルになり、ヤクザを魅了し、ヤク中に殺される話。ロミオとジュリエットみたいな物語だが、加賀まりこはただのスレッカラシにしか見えないし、正体にもちっとも興味が湧かない。それよりヤクザ組長役の東野英治郎の演技がインパクト抜群。金子信雄なんて目じゃないくらい怖い。この人いつも情けない小市民的な役柄ばかりのイメージだったが、達者な人だな。ところで松竹ヌーヴェルバーグ系の映像はあんまり好みじゃなくて、少々退屈してしまった。石原慎太郎の小説なんか真面目に映画にしたってしょうがないんだから、太和屋竺あたりに撮らせりゃよかったのに。
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