あなぐらむ

Black&White/ブラック&ホワイトのあなぐらむのレビュー・感想・評価

3.7
何代目かわからんがラブコメの女王・リース・ウィザースプーン主演の「ナイト&デイ」的な「非日常に出会っていく恋の旅」もの。ちょうどいい具合のトム・ハーディとクリス・パインが腕利きCIAスパイに扮し、一人のハイミスOLを巡って国家機密を使って恋の駆引きをするラブアクションコメディである。。脚本は同じ内緒でエージェントもの「Mr.&Mrs. スミス」のサイモン・キンバーグ。「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」まで見ると、この人はスパイもの大好きだというのがよく分かる。「Mr.&Mrs. スミス」はつまんないけどね。
マッドマックスとかじゃないソフトなトムハを楽しみたい向きにオススメ。「チャリエン」の巨匠・マックG先生のスパイ映画愛溢れる小品だ。
デートでセッティングしたサバゲのシーン、あそこ面白いよね、いつの間にか素が出て二人が本気になっちゃうとこ。
全体の物語バランスもよくて、80年代っぽさを感じさせる良品だと思う。
別エンディングで、クリパがリース・ウィザースプーンと結ばれるオチじゃなく、クリパとトムハーディがまさかのゲイ疑惑で終わるオチも面白いくていい。(ソフト版に収録)
撮影はラッセル・カーペンター、マックG先生とは「チャリエン」でも組んでいる。この人も「トゥルー・ライズ」で内緒でエージェントものやってんのね。
まぁ「アントマン」もそんなようなもんか。トム・ハーディはサム・ワーシントンの代役だったようだけど、今じゃ考えられんかもね。