たけちゃん

タクシードライバーのたけちゃんのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.0
オレに何か用か?


マーティン・スコセッシ監督 1976年製作
主演ロバート・デ・ニーロ


シリーズ「今日は何の日」
毎日は無理だけど、不定期開催なら……とスタートしましたが、調子に乗って今日もレビュー


今日、8月5日はポイント2倍の日……ではなく、世界ビールデー( °_° )ノ🍻🍺でも、これって5日、関係なくない?(笑)

で、他には「はこの日」「ハンコの日」「はしご車の日」……。はこの日って、何かあるかとフィルマで検索したら「箱の中の女 処女いけにえ」(>_<。)💦とか「箱女 見られる人妻」とか……(ㅇㅁㅇ)!!!!!!!


イカンイカ~ン。ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
ここはたけちゃんの楽しいレビューですよ~。

今日は無理か……と思ったら、あるじゃないですか!「タクシーの日」\(^o^)/
これは1912年に日本で初めてタクシー営業が始まった日だそうです。やったね~( ´ ▽ ` )ノ٩(ˊᗜˋ*)و


ってことで、今日の映画は「タクシー・ドライバー」

言わずと知れたアメリカンニューシネマの代表作
スコセッシ監督×デニーロ


この映画はいろんな語り口があるよね
ベトナム戦争後のアメリカ
敗戦のショックもあり厭世観が漂う
また、トラヴィスをはじめ、ベトナム帰還兵が抱える様々な問題が顕在化



不穏なオープニング
能天気でハッピーな作品じゃないとアピール

夜、雨のマンハッタンを流す車
雨はトラヴィスにとって、浄化の象徴

ベトナム帰還兵のトラヴィスは
社会への苛立ちを募らせる
自分はこんな世界のために戦ったのか
疎外感を募らせる


そんな中、出会う天使、白いドレスの女
掃き溜めに見る美しい花
彼女こそが自分に相応しいと感じるトラヴィス


しかし、彼の本質はそんな高貴なものじゃない
彼女に呆れられ、避けられるトラヴィス
彼はどんどんストーカー化していく
自分の価値観こそが正しいと思う盲信


自分の存在理由は
何か大きなことを為したい
そして、行きつく答えは……





いやぁ、モヒカンになって登場したトラヴィスの異常感がすごい
今までの彼とはまるで別人
体もめちゃめちゃ絞りきってた
特に、目つき。ニドメノ、ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ



期せずして、社会の英雄となったトラヴィス
大きな満足感の中、ようやく居場所を見つける

ラスト、自分が為すべきことを終えた彼には、振られた彼女の存在に何の未練もなかったのだ……



社会から疎外されたトラヴィスは、ただ、自分を認めさせたかっただけだったんだね。


ベトナム後のアメリカの一面をしっかりと切り取ってみせた秀作です(。・ω・。)ゞビシッ!!




さて、すごいのはデ・二ーロだけではありません

ジョディ・フォスター、この時13歳
この年齢での娼婦役でアカデミー助演女優賞
色気がすごいです。ビックリ(๑•̀ •́)و✧
胸はないけど、お尻プリップリ( ¯−¯ )フッ


髪の長いハーヴェイ・カイテルって、違和感しかない。でも、彼も印象的でしたね~。