ドント

狐の呉れた赤ん坊のドントのレビュー・感想・評価

狐の呉れた赤ん坊(1945年製作の映画)
3.6
 1945年。よかった。狐が化けて出るという街道で捨て子を拾った川越え人足の子育てドタバタ人情劇。
 演技、カメラワーク、編集、どれもモダンでむしろ下手な現代の映画より全然イケており、喜怒哀楽全部賞味させてしかも85分でやってのけてしまうのだからすごい。古典すごい。
 役者衆の演技も幅があってまぁ見事で坂妻が実に笑わせて泣かせる。これで元フィルムがもうちょいマシで音声がよろしければ、と文化的な思いに駆られた。
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