kazu1961

ドラゴン危機一発のkazu1961のレビュー・感想・評価

ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)
3.8
▪️Title :「ドラゴン危機一発」
Original Title :「The Big Boss」
▪️Release Date:1974/04/13
▪️Production Country:香港
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-206 再鑑賞
▪️My Review
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」にブルース・リーの役柄が演じられるので、ブルース・リーの作品が観たくなりました(笑)
本作は、ブルース・リーの香港主演第1作目にしてブルース・リーの名を世に知らしめた記念すべき作品です!
邦題が「危機一髪」じゃなくて「危機一発」なのがなんか時代というか愛嬌ですけどね。
アメリカから香港に凱旋したブルース・リーがゴールデン・ハーベスト社と契約して主演し、香港では、当時の映画興行記録を更新する大ヒットとなり、続く「ドラゴン怒りの鉄拳」で、リーの人気を不動のものにしたました。
70年代の香港映画のノワールな雰囲気は保ちつつも、ストーリーは少しイージーで、効果音や細かなところが雑だけど、ブルース・リーを観てるだけで素晴らしい作品になってしまいます。
アクションも存在感も一人飛び抜けていますよね!
本作、私が鑑賞した最初の公開時には、他の作品で有名になったリーの怪鳥音は登場しない作品でした。しかし1982年に香港でのリバイバル公開時に新たに製作された広東語音源では、怪鳥音のないアクション・シーンに、他のリー作品(主に「燃えよドラゴン」)からサンプリングした怪鳥音を被されており、以後のDVDなどはほぼ全てがこの音声をメイントラックに扱っています。逆にそこが少し耳につきますね。。。
また、オリジナル主題歌として、配給元の東宝東和が製作したマイク・レメディオスが歌う「鋼鉄の男」が日本公開時に編入されていましたが、現在は権利切れに伴いこの曲が入ったバージョンの放送やソフト発売はないんですね。。。
今だとありえないことばかりですが。でも全てをおいてもリーのアクション・存在感が際立っています。
特にリーは蹴りの攻撃が多いですね。蹴りは拳の攻撃に比べてごまかしが効かず、蹴り技でその人の技量が分かるらしいです。よってやはり本当に強いと信じています。
また、リーの作品に欠かせないヒロイン、ノラ・ミャオ(苗可秀)。今回は露店の女性のチョイ役で、でも可愛いですね!
この後の作品群も観たくなりました(笑)

▪️Overview
「燃えよドラゴン」で一躍大スターになった故ブルース・リーの四本ある主演作の第一作目。製作はレイモンド・チョウ、監督・脚本はロー・ウェイ、音楽はワン・フリン、闘技指導はハン・イェン・チェンが各々担当。出演はブルース・リー、ジェームズ・ティエン、マリア・イー、ハン・イェン・チェン、リー・クン、マラリン、チン・シャン、トニー・リュウなど。
kazu1961

kazu1961