このレビューはネタバレを含みます
UFOが着地して宇宙服着た人間っぽいのが出てきた時は、古いSFキター!というノリで観ていたのが、ちょっとストーリーが進むとあれ?意外と深いぞ…と思い始め、最後の演説は一文一文じっくり聞き入った。
「地球人よ、みんな仲良くしないと大変なことになるぞ」という警鐘。めちゃくちゃ説教くさいけれど、製作当時も今日にも通じるメッセージでした。
宇宙人クラトゥは「自分が撃たれたらゴート(ロボット)に伝えてくれ」と人間の女性に三語の宇宙語を託しますが、あんな急に託されても忘れちゃいそう。私はゴートのところに着くシーンまで覚えていられませんでした。
最後、あんなに懐いていた坊ちゃんがお別れできないままクラトゥが去ってしまったのは残念。異星人間ロマンスにでもなるかと思いきや、結構あっけない終わり方だった。
テルミンが恐怖を煽るのにいい味を出しています。