ぜん

レオン 完全版のぜんのネタバレレビュー・内容・結末

レオン 完全版(1994年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

【45歳の殺し屋と12歳の少女の純愛】

◯名作と言われる映画が観たい
◯一人でゆっくり家で映画に浸りたい
◯純粋な恋愛物語が観たい

そんな人におススメです。

〜あらすじ〜
同じマンションに住んでいた45歳の殺し屋(レオン)と12歳の少女(マチルダ)の物語。
二人の出会いは殴られて血が出たマチルダにハンカチを上げたところから始まる。
ある日マチルダがレオンに対してお礼に牛乳を買いに外出している間に家族が惨殺される。
帰ってきて玄関で父親が殺されて倒れてるのを見て機転をきかせてレオンの元へ助けを求める。
家族は嫌っていたが唯一大切だった弟を殺された復讐のためにレオンに殺しを教えてと頼む。

一緒に過ごしていく内に優しい大人のレオン、見た目は子供だが成熟した大人の様な中身を持ち合わせた魅力的なマチルダ。
お互いは年齢など関係なく男女として惹かれていく。

〜感想〜
哀しいけど美しい映画でした。
まず導入の息を飲む様な依頼を遂行するシーンでいっきに引き込ました。
この時レオンが冷徹な殺し屋だという印象を持ってました。
しかし、マチルダといるときは優しさと子供っぽさを持ち合わせた人間味がある一人の人間でした。

作中で観葉植物に対して根を張らないところが俺と似ていると言います。
でも、マチルダは大地に植えることで根を張ると言い返します。
マチルダは一緒に過ごしている内にレオンがただの殺し屋ではなく優しい心を持った一人の人間として好きになったからこそ、レオンにも間接的にあなたも環境を変えて一からやり直せば大地に根を張った植物のようになれるのだと伝えたかったのかもしれませんね。

レオンもマチルダ一緒に過ごしていく中で生きる希望が生まれたとマチルダのことを愛してると伝えたシーンは涙無しには見られませんでした。

もしマチルダに出会わなければ完全無欠な殺し屋として生きていたかもしれない。
マチルダが扉の前で助けたを求めてきたときに扉を開けて助けたところから殺し屋としては完全ではなくなったのかもしれない。

導入からエンディングの曲まで全てが素晴らしい映画でした。

12歳のマチルダは今後どのような人生を歩んで行くのだろうか。
ぜん

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