『ブンブン HELLO 感染者』
明らかに『ゾンビ映画』から良くも悪くも一線踏み外している作品。
『ゾンビ』ではなく『感染者』
感染者(ほぼゾンビ)の血一滴でも含んだら感染してしまう恐怖は独特。
小道具、カット割り、一つ一つアイディアが詰まっている作品でも。水位が下がった金魚の水槽。
誰も人がいない街をさまよう主人公には秋の訪れを(作り手の意図とは反して)勝手に感じてしまう。
ロメロの旧三部作のアンサーのような気がして
後半の展開で主人公が画面を横切り、まるでゾンビのように描写されるのが印象的。
ホントに、現実世界にゾンビが出ても人間の本質は変わらないのかも