このレビューはネタバレを含みます
砂川闘争の流血沙汰の前後の映像記録をまとめたもの。撮影者が6人とのことですが、どういう割振りなんだろう。
声は殆どナレーションで、インタビューが全くないのはどうしたものか。字幕を付けてたところは、単に何言ってるか聞き取れないと判断したのか。
相当に扇情的な編集に白けました。署長登場の辺りは特に酷い。デモ側の勝利という事実に浮かれている様子が伝わりましたが、俯瞰的な視点がないので、当時としても「アカ対イヌ」以上の認識は得られなかったのでは?という気に。
映像史料としては見応えがありましたが明瞭過ぎるスタンスにちょっと鼻白んでしまった映画でした。