great兄やん

パピヨンのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
4.0
一言で言うと「脱獄への執念」
[あらすじ]
 胸に蝶のイレズミをしている所から“パピヨン”というあだ名で呼ばれている主人公が、無実の罪で投獄され、13年間にも及ぶ刑務所生活を強いられながら、自由を求め執拗に脱獄を繰り返していく...。
かなり凄まじい作品でした。こんな凄まじい作品が実話ってのも更に驚きです。
とにかくパピヨンのスティーブ・マックイーンとドガのダスティン・ホフマンの演技が素晴らしいです。
特に独房でのパピヨンが今作の中では一番凄まじいシーンだと思います。
ゴキブリを食べるシーンはマジで(これ、演技だよな...😓)と思うくらい迫真の演技でした。
重労働してるときのシャツの汗臭さや、雨が降る時のジメジメとした感じが観てるこっちも伝わるくらいリアルでした。
しかし、ワニの格闘シーンはコントみたいでしたけど、自分でもああなると思います。(だって怖いもん...😢ワニ生きてるもん...😢)
最後の二人の熱い抱擁はちょっとウルッときました。そして崖からダイブ...パピヨンの男としての生き様が感じ取れるラストでした。
13年も自由を奪われて、白髪まみれになっても、執念というものは時に勇気をくれるものだと感激しました。
とにかくラストが沁みる映画はどれも素晴らしいですね~...😳