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想い出の夏休みのmingoのレビュー・感想・評価

想い出の夏休み(1975年製作の映画)
4.3
愛の深さはその人にしか分からないし、恋の重さは計り知れない。青春ドラマなんて括りは形だけ、一夏の思春期の瑞々しさったらありゃしない!思っても見ない方向からブスリ、ソロヴィヨフのとんでもない大傑作。ロシア特集最終週にとんでもない青春群像劇を打ち込まれた、ラピュタの「こども映画」特集と相まって2020年前半のベストはほぼ両特集で埋め尽くされたと言っても過言ではない。
ウィズコロナ生活へと人類が変化を余儀される中毎日せっせとコロナグラフィックをこしらえるわたしメッセンジャーボーイに届いた早い夏休みの陣中見舞い。あまりに本作の青春群像劇具合が理想すぎてロシアっぽすぎて夏の日の光が強すぎて「アンナカレーニナ」のカラーシニコフの撮影が良すぎて本作のポーランド版ポスターがかっこよすぎてレーナとソーニャのヒロイン2人が完璧美人すぎて、すべてが眩しすぎて死んだ。好きな子には好きになってもらえない、思ってもみなかった子から好まれる、あの戻ってこないときを画面から溶けるように浴びて、死んだ。「私はモスクワを歩く」とは毛色が違えどロシア青春映画の傑作が深く突き刺さった…
あんまり評価高くないのね…
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