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ハワイ珍道中
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『ハワイ珍道中』に投稿された感想・評価

◎楽しめるハワイロケ敢行観光Musical Comedy

1954年 新東宝 カラー 89分 スタンダード
*褪色もあまりなく、状態はかなり良好

イーストマン・カラーによる新東宝初のカラー映画だという。

『ゴジラ』をモノクロで公開した年に、何でアチャラカ喜劇をカラーで撮れたのかは、出演した花菱アチャコと江利チエミに「吉本」との所属表記がある通り、吉本による出資が大きかったのだろうか。

まずは、アチャラカ喜劇映画の名手、斎藤寅次郎監督(*1 )作品だけあって、そこそこに笑える、楽しめるコメディとはなっている。

*1 斎藤寅次郎とアチャラカ映画。“くだらないこと”を全うした喜劇の神様
佐藤利明 2022年10月18日 17:19
note.com/toshiakis/n/n4044eb1b845f

【以下ネタバレ注意⚠️】






特に、ハワイのパイナップル缶工場の社長白河(小津映画でお馴染み斎藤達雄!)の愛娘アンナを演ずる安西郷子(*2 1934-2002)が超絶美人(後に三橋達也の妻となって引退したらしい)で、小生は「はじめまして」。

*2 「安西郷子」で検索
ja.m.wikipedia.org/wiki/

で、「日本は女優大国だった」との思いを新たにすることができた。
安西郷子の美しい姿が映るたびに、カラーで撮ってくれたことを本当に感謝したくなること請け合いである。

まぁ芸人役者によるお決まりのギャグの応酬が多いのだが、堺駿二と益田喜頓の凸凹コンビが流石に芸達者なところを見せてくれる。

伴淳三郎も本作ではかなり良く、ハワイの街を練り歩くチンドン屋で女装している姿は可笑しくて一見ものである。

ただ、いわゆるブスネタ、21世紀日本においては現在進行形で駆逐されつつあるルッキズムギャグでかまして来る清川虹子は正直上手くもないし勘弁して欲しいと思った。

本作で、主演格の江利チエミ以上に、歌でも演技でも活躍するバタやん=田端義夫も、別にお笑いが上手いわけでは全然ないんだから、コメディやらせるな、と思ったことだ。

まぁ、秀逸なコメディシーン、コメディの呼吸を熟知した編集の妙を見せてくれる箇所も何度かあり、そうした「良いところ」だけ拾っていけば、スコアは 3.5 ぐらいでも良いとは思う。

ところが、やはりある程度コントロールしているとは言え、基本お笑いは芸人俳優任せではあるのでグズグズになっているところも少なくない。

それに、例によって、原住民(土人と表記)=人喰い人種で、和製ブラックフェイスで、エイホエイホ(ってか、ケロケロ言ってたが)なんで、その辺は全然更新されてないから、今から見たらアウトだよね、という‥‥

それに、若い江利チエミの本格的なジャズが聴けるかと期待したのに2曲ぐらいしか歌わないので、その点も何だか損した感じにはなりました。

《その他の参考》
*3 「ハワイ珍道中」で検索
ja.m.wikipedia.org/wiki/

*4 ハワイ珍道中
1954年9月14日公開、88分
moviewalker.jp/mv23986/

*5 幻想館 ハワイ珍道中
www.ne.jp/asahi/gensou/kan/eigahyou77/hawaichindouchu.html

《上映館公式ページ》
シネヌーヴォ日本映画大回顧展
新東宝 映画まつり
 Preseted by 新東宝キネマノスタルジア
2024.7.6〜9.6 シネ・ヌーヴォ
www.cinenouveau.com/sakuhin/shintoho2024/shintoho2024sakuhin6.html
喜劇王斎藤寅次郎監督が、新東宝初のイーストマン・カラーによる、この当時では画期的な海外ロケをハワイで敢行した、花菱アチャコと江利チエミ主演の珍道中喜劇映画の希少価値の高い作品。人喰い土人の島🏝️で、アチャコ、伴淳三郎、益田キートン、堺駿二、田端義夫の、お馴染み寅さんファミリーのナンセンスギャグが愉快。
70年以上たった今となっては取り立てて言うこともない平凡な喜劇映画ではあるものの、カラーで撮られた1953年の東京やハワイの風景が貴重すぎてこれだけでも見れて良かったと思えた。極彩色で撮られた安西郷子の美貌も素晴らしく、その彫りの深い顔立ちといいハワイに住む日系人という設定にぴったり。

ハワイに住む土人…今で言うところの原住民パートが異様に長過ぎて閉口するが、当時の人たちはこんなネタでも腹抱えて笑っていたんだよなと思うと少し感慨深くなる。でもハワイを馬鹿にしてるだろと現代人なら思ってしまうくらいの原住民描写はやっぱり受けいられない、ハワイと日本は1860年に遣米使節団の一部が訪れそのとき友好条約を結んで以来の縁なのにこんな酷い扱いをするとは(そのメンバーの中にはハワイに住んだことがあるジョン万次郎も)。

役者のノリに任せたお笑いは特筆すべき点はないものの、飛行機でのやり取りはちょっと笑ってしまった。飛行機に引っかかる場所なんて無いよ。

幼い頃の堺正章が原住民の子供役で出演、でも同じく出演している父とは共演せず。