みや

13日の金曜日のみやのネタバレレビュー・内容・結末

13日の金曜日(1980年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1980年の13日の金曜日にキャンプ場で次々と殺人が起こるスプラッター映画。

二度目の鑑賞。
言わずと知れた、スプラッター映画の名作。
先入観もあるのかもしれないが、やはり面白い。

ジェイソンと言えばホッケーマスクだが、それを被っていないので大分イメージとは異なり、初めて観た時に驚いた記憶が鮮明に残っている。
そもそもジェイソンが犯人では無く、ジェイソンママが犯人だというのにも驚いた。
久しぶりに改めて観ても、勝手なイメージで築き上げている「13日の金曜日」とは大分違う。
時代と共に、だんだんと発展していったのだと感じた。

序盤は結構静かに、淡々と人が殺されていく。
悲鳴とか逃げ惑ったりとかは少ない。
最後の一人になってからだけで、そこまでは前フリに過ぎないといった感じ。
登場人物たちには個性を感じず、名前も互いの関係性もよく分からない。
あくまでも殺人鬼を演出するための駒に過ぎないのだと思う。
後半までずっと登場してこなくても、主役は『ジェイソン』。

殺し方はどれもシンプルでありながら、バリエーションに富んでいて楽しい。
この年代ならもっと嘘くさくなるかと思っていたが、死体造形もそこそこリアルだった。

この時代からエロはスプラッターと共にあるのだと分かって面白かった。
キスが多いし、女の子がすぐに脱ぐ。
私好みのイケメンも美女もいないし、感情移入するほど個性は感じられなかったが、最後に湖から飛び出してくるジェイソンは衝撃的だった。
やはり主役は彼。
みや

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