Beauty killed the Beast!
メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュードサック監督 1933年製作
主演フェイ・レイ、ロバート・アームストロング
さあ、いよいよ真打登場です(๑•̀ •́)و✧
オリジナルのキング・コング
ストーリーは本当に前回レビューしたピージャクコングと全く同じ。でも、ピージャクが1時間かけた冒頭のストーリーは10分だったわ(笑)
ナオミ・ワッツはフェイ・レイにどことなく似ていましたね。金髪美女\(^o^)/
実は、ピージャク版にフェイ・レイがカメオ出演するオファーがあったそうですが、撮る前に亡くなってしまいました。残念でしたね~(T_T)
髑髏島のセットが本当によく出来ている。スケールが大きくていい。本当に80年も前の作品なんだろうか?凄いなぁ。
今作はストップモーションアニメで撮られているんだけど、これが雰囲気があって実にいい。動きの硬さは脳内補正して観るといいね。何をするのも初めてのことだと思うけど、本当に創意と工夫で撮影されていたことが分かり、スゴイのひと言( ˘ ˘ )ウンウン
ティラノサウルスと戦うシーンもリアルだった。
アン・ダロウを守りながら、自分よりも大きなティラノと戦うとか、やっぱりコングはイケメンでしたね。胸熱でしたヾ(・ω・`)ダネダネ♪
ニューヨークに戻ってからも素晴らしい。
本当にコングとの合成が上手で感心しました。特にコングが列車を襲うシーンのリアルさは素晴らしいなぁ。
そして、今作は、世界初のトーキー怪獣映画でもあるんです。セリフのある素晴らしさというか、フェイ・レイは叫んでばかりなんだけど、この叫び声があるかないかは大問題。今作はトーキーになってよかった!
ラストはあまりにも有名なエンパイアステートビルに登るシーン。特撮もよく出来ていますね。最後は飛行機の時代がやって来る象徴のように、戦闘機の機銃に敗れ、落ちていく。まだまだ、科学の力が信じられていたのか?そんなことも感じましたね。
髑髏島の巨神のような圧倒的なコング感はありません。人に翻弄された切ない姿があるのみです。真に恐ろしいのは人のエゴです。
怪獣映画という娯楽のスタイルをとりながら、時代への風刺も忘れない。
はぁ、感心してばかり✧٩(ˊωˋ*)و✧
時代を考えれば、スコアは満点でもいいと思うんだけどね(^-^)