たけちゃん

レインメーカーのたけちゃんのレビュー・感想・評価

レインメーカー(1997年製作の映画)
4.1
ただ、あなたの心が正しいと思うことを!


フランシス・フォード・コッポラ監督 1997年
主演マット・デイモン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、2月19日は二十四節気における「雨水」です。
一応書いておきますが、読み方は「あまみず」ではなく「うすい」ですよ(^-^)
「立春」を過ぎて、寒さが緩んでくる頃、雪が雨に変わる頃とされます。そして、次の節気が「啓蟄」で、虫などが新たに生まれる頃ですね!
何だか暦の上では春ですね~\(^o^)/

でも、僕の住む旭川もここ数日はマイナス2・3℃くらいで、本当に暖かい☺。道路の雪が無いので、車が走りやすく、本当にありがたい( ˘ ˘ )ウンウン


さて、そんな「雨水」の日。
雨に関係がある映画を観ようと考えましたよ。
まず思いついたのが「雨に唄えば」と「ブラック・レイン」。でも、どちらもレビュー済でした。
「レインマン」も考えたんですが、手元に無かった……。これは持ってると思ったのにぃ( ¯−¯ )フッ、ウモレテルネ、レイモンド

で、得意の検索です(笑)
したら、いいのがありましたよ。
コッポラ監督作の「レインメーカー」\(^o^)/
1997年って、ちょうど前後で娘・息子が生まれた頃の作品なので、全く映画が観られなかった時期なんです。
うん、なら、ちょうど良い!
この機会に観ることにしますね。
さて、どんな雨が降らされるのかなぁ?



では、映画です!
今作はジョン・グリシャム原作の「原告側弁護人」の映画化。脚本もコッポラが担当しています。

いや、実に面白かった。
久しぶりに法廷もの観ましたね!
ジョン・グリシャムは自分も町の弁護士だったから、小さい事件を描かせると上手いのよね。

今作のマット・デイモンが演じる弁護士ルディ・ベイラーは試験を受けたばかりの新人弁護士で、裁判にも全く慣れていない。そんな見習い同然の新米が大手保険会社とその弁護士団と争うわけですからね。どうしたって応援したくなるわ( ˘ ˘ )ウンウン

その大手との戦いと並行して小さな案件を扱っていくところがリアルね。最後も法廷物としては決してハッピーエンドではないんだけど、個人の幸福としては、その選択が実に良かった。
どんなレインがメイクされたのか、彼にとってのレインメイクとは、そんなことを考えながらご覧下さい。さすがコッポラ、良作です( •̀ω•́ )و✧


あと、脇を固めている人も良いよ~\(^o^)/
DVを受けるクレア・デインズ
やっぱり可愛いなぁ(笑)

ルディを助けるダニー・デヴィート
いつもの感じなのに、これが今作、いい役で( ˘ ˘ )ウンウン

ルディが勤める事務所の代表ミッキー・ローク
この頃のミッキー・ロークは実にカッコいいです!

敵側の弁護士ジョン・ヴォイト
悪さと迫力満点( ¯−¯ )フッ

そして、判事役のダニー・グローバーも実に良かった!実直で清廉潔白なのが伝わります(^-^)

そんな演技巧者が、コッポラの元に集まったんですね。軽妙な演出と相まって、法廷物なのに重苦しくないので、割と見やすいのも良い( ˘ ˘ )ウンウン
法廷劇苦手な人にもおすすめの1本です( •̀ω•́ )و✧



最後に音ネタ💩ウンチクンを!
今作の音楽は「荒野の七人」や「大脱走」でお馴染みのエルマー・バーンスタイン。それらと比べると、決して派手ではないし、残るフレーズがあるわけでもないけど、静かに響いてくるんです。実に良い音楽でしたね。

そして、ところどころで使われるジャズの名曲たち!
T-ボーン・ウォーカーで有名な「Women, You Must Be Crazy」はビッグ・ジョー・ターナーの演奏で。
ほか、
B.B.キング「How Blue Can You Get」
マディ・ウォーターズ「Five Long Years」
スリム・ハーポ「Baby Scratch My Back」
などなど、この映画にすごく合ってました!


「地獄の黙示録」なんかもそうですが、実はコッポラって、音楽のセンスも抜群だと思います。
僕の心にもジャズの雨が振りました( •̀ω•́ )و✧


改めて書くけど、良い映画だったなぁ( ˘ ˘ )ウンウン