2回目。初めて見たのは今よりもっと子供だった頃。
おしゃれで可愛くて憧れの女の子が見てたから、ワクワクしてみた思い出。
だけど扉を開けば、少し暗くて憂鬱で、不気味で。そんな雰囲気をぶち壊すほどアメリは等身大で人間らしい。
こんなに心の中をうまく表現する映画はなかなかないんじゃないかな。
とても些細なシーンなのに、例えばクレームブリュレを割るシーンや、ドワーフが旅する様子。用水路から助言してくれる人などなど。忘れられなくて、心に残る演出が多い。とってもおしゃれ。
アメリは変わった子って感じだけど、とても優しく共感できる女の子。頭も良くて「作戦」がいつも面白い。
アメリが自分の世界に閉じこもってるのが映画の雰囲気ですごく出てるから引き込まれる。
自分の世界から飛び出すのを恐れていたけど、あの箱と出会ってから少しずつ覚悟が出来ていたんだよね。
全てが正しかったかはわからないけど、人生ってそんなもんだなと思った。
とっても好き！！ってわけではないんだけど、心に残る名作だ。
忘れた頃にまたみたくなる。
