puppy

ラスト・クリスマスのpuppyのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
4.8
めちゃくちゃ良かった。
本当にこれはめちゃくちゃよかった。
あまり期待せず、予備知識もなくみたからギャップもあるかも。
かるーいコメディかなぁくらいに思っていたから凄まじい感動だった。
まず、映像がとても美しい。
主人公がクリスマスショップで働いているのも素敵。
でも状況は最悪。共感するところがたくさん。
家族とうまくいかない様子もなんだかすごくリアルで。息苦しい感じが伝わってきて。
最初の方、主人公のこと、私たちもあまりわからないまま進んでいくんだけど
少しずつ知っていけるのもよかった。
そして彼との出会いも。
デートも、投げキスを受け取る様子も素敵で。心が躍る。
そして事実を知ったとき時が止まったようだった。
彼の言う、「行動を変えろ。そうすれば人生が変わる」をうやむやにせず受け止めて母との向き合い方を変えた主人公。
とても素直で良い子だ。
今まで、視聴者も「うわぁ」と感じるようなことを重ねてきてたけど
その全てもしっかり回収していく。
どんどん変わっていく。
周りはなにひとつかわっていないのに。
これが人生の真意なんだなと思った。
そして、ホームレスの方のために行動を起こす彼女はかっこよかった。
どんどん仲間が増えていくのも、あのエンディングも最高に好み。大好きな展開。
切なさは否めないけど。それでも大切なことが詰まっていて、クリスマスのスピリットに忠実な映画だった。
わたしのハートを捨てるような人には渡さない。
グッときたなあ。この先も何度もクリスマスに見返したいお気に入りになった。
ただ、家族との殺伐とした空気がどうも耐えられないのと、少し下品なワードも何度かあって個人的に0.2の減点。それ以外最高。
puppy

puppy