ドイツ人のハネス・シュテーア監督・脚本によるドイツ・スペイン映画
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サッカー世界最強のチームを決める「欧州チャンピオンズリーグ」決勝の当日、ロシア、トルコ、スペイン、ドイツの都市で外国人旅行者が“盗難と保険”をめぐり体験する4つのエピソードが描かれている。
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タクシーでぼったくられたあげくに強盗にあい、言葉の通じないおばさんに助けてもらう者もいれば、保険金欲しさに盗難を狂言しようとしたらお節介なタクシー運転手のせいでうまく事が運ばない者もいたりする
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ジム・ジャームッシュ風ってフレコミだったから気になって観たけど、確かに人間描写で笑わせる感じはジャームッシュっぽい
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アメリカ風のギャグと大きなオチで笑わせるドタバタコメディと違い、シュールな表現や人間描写、巧みな脚本で笑わせるのはヨーロッパらしい
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国ごとの国民性などを反映した脚本は監督の才能を感じさせる
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個人的にはロシアのエピソードが、シュールとベタのバランスが絶妙で一番好きだな