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名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)の群青のレビュー・感想・評価

3.1
再鑑賞による再レビュー。


第12弾はクラシック!


コナンの映画シリーズは爆発のスケールがデカくなる。もちろん映画ということでスケールを大きくさせるのは分かる。
がしかし、いかんせんみな爆薬持ちすぎである笑
最初の時計じかけの摩天楼は一応、爆薬が盗まれた、と報じる部分があったがそれ以外は平然と一般人である犯人が爆薬と起爆装置を揃えている。あの世界では悪人達の必須スキルなのであろう笑

今作の犯人は映画シリーズの中でもトップに入るくらいの爆薬を揃えており、製作陣の意図を超えて突っ込みたくなる。
安易に爆発させるために大量に用意したのではなく、自分がやりたいことのために終盤の爆発は何十発も準備している。おいおい笑

動機もえぐくて単純な復讐からさらに発展し、自分をそのような状態にさせた建物とパイプオルガンとそれを聴きにくる全ての一般人を標的にする、というとんでもないもの。成功すれば世界的に著名な音楽家と何百人の一般人、コンサートホールも全て木っ端微塵になるという未曾有の大犯罪に繋がっていた。とんでもねえー笑

そんな規模のため、動機と犯人当てがメインのためトリックなどは特にない。
ゲストキャラのボディガード的な設定で話が進んでいく。

コナンとゲストが二人っきりになってたシーンの声だけで電話をかけるシーンは今観てもすげえと思う。何せやろうと思ったら実際にできるらしいんだけどそれの直前でまずコナンがサッカーボールを受話器に当てて落とさないといけない。ここでまずいやいやいや、と思う笑
以後、11人目のストライカーでもっとキモイ(褒め言葉)ボールのやり取りがあったが今作も相当だった。コナンすげえわ笑


キュンキュンポイントはそんなになく、新一と蘭の仲直りはなんだったか?という話になっているがそれが今作のテーマとも繋がっている、というくらい。

というかキュンキュンよりツッコミが上回るんだよ!

終盤のコンサート、代役が必死に頑張っている中、ゲストキャラが割り込んできて全く関係のない2曲が同時に流れてるところとか、これはもはやコンサートが台無しなのでは?と思ってしまうし、結果代役の人、何も語らず去ってしまって完全にトラウマになるだろとか、地味に灰原と元太が間接キスしてる!とかさっきの電話とかもそうだし。


エモよりツッコミが多かった作品だった。
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