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風が強く吹いているのkazu1961のレビュー・感想・評価

風が強く吹いている(2009年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「風が強く吹いている」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2009/10/31
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-155 再鑑賞
▪️My Review
「バッテリー」では孤高の天才ピッチャー、本作では同様に孤高の天才ランナーを演じた林遣都と「ROOKIES」でブレイクした、小出恵介の当時の絶頂俳優の共演です!!
直木賞作家・三浦しをんの同名小説を映画化した青春ストーリーで、箱根駅伝出場を目指す大学陸上競技部員10人の奮闘を描いています。監督は本作が監督デビューとなる大森寿美男。
やはり青春×スポーツ作品は鉄板ですね。爽やかさと感動が両立され、感動したい時にはこういう作品に限るかと。
訴えてくるテーマ、選手たちの「走るとは何か?」の問いかけは、すべての人々の「生きるとは何か?」の問いかけに重なっていくということ。
走るという行為だけで、観る者を感動させるのは、欠点だらけのフツーの若者たちが、昨日までは目的もなく生きていましたが、仲間と固い絆を結ぶ喜びと、夢を追いかける充実感を知り、自らの限界に挑んでいくからこそ。そんな彼らがつかんだのは、生きる手ごたえなんですね。
本作、不安な時代に呑み込まれることなく、生きる実感を得るために、「新しい何かを始める」勇気と希望を与えてくれる感動作なんですね。
そして、胸に迫る熱い青春模様と、箱根駅伝を忠実に再現したリアルなレースシーンが見どころです。特にラストのレースシーンは感動もの。
物語は。。。
高校時代に天才ランナーと呼ばれながらも、事件を起こして陸上から遠ざかっていたカケル(林遣都)。ひざの故障で陸上の道をあきらめた元エリートランナーにして、寛政大学陸上競技部のリーダーでもあるハイジ(小出恵介)は、そんなカケルを陸上競技部にスカウトし、ひそかに抱き続けていた箱根駅伝出場の夢を実現させようとします。。。

▪️Overview
箱根駅伝に挑む大学生たちの青春を描いた、直木賞作家・三浦しをんによる同名小説の映画化。主演に小出恵介、林遣都。箱根駅伝へ出場することを夢見る寛政大学4年生のハイジ(小出恵介)は、事件を起こして陸上から遠ざかっていた天才ランナーの新入生カケル(林遣都)と出会う。致命的な怪我からランナーになることを諦めかけていたハイジだったが、自らが寮長を務める寮にカケルを強引に入居させ、密かに駅伝出場への計画を立て始める。(引用:映画.com)

第83回キネマ旬報ベスト・テン第10位。出演は、小出恵介、林遣都、中村優一、川村陽介、橋本淳、森廉、内野謙太、ダンテ・カーヴァー、斉藤慶太、斉藤祥太。
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