たけちゃん

宇宙戦艦ヤマト <劇場版>のたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
地球か……何もかもみな懐かしい……


舛田利雄、松本零士監督 1977年製作
声優 富山敬、中村秀生、麻上洋子


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、10月6日は、遡ること45年前の1974年にテレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」が放送開始となった日です。
僕は小学5年生でした!

元々、子供はアニメや特撮が大好きだけど、今の僕のようなオタク的な好き者に育ててくれたのは、間違いなくこのヤマト(ˆωˆ )フフフ…
これがあったから、後のガンダムや多くのSFアニメが生まれたんだよねぇ。
裏番組が、あのカルピス劇場の「アルプスの少女ハイジ」だったりして、どちらを観るか、チャンネル争いが熾烈だった……。
ビデオもHDも無い時代だからね~( ¯−¯ )フッ


あと、僕を宇宙好きへと導いてくれた原点も、他でもなく、この「宇宙戦艦ヤマト」でした。これをきっかけに、天体に興味を持ち、天文少年へと変わっていきましたよ。
小学校の卒業アルバムに、将来の夢として「宇宙戦艦ヤマトに乗ってイスカンダルに行く」と書いた痛い少年でした( ¯−¯ )フッ
中学生になり、天体望遠鏡をせがんだけれど、そんな高価なもの、と一蹴されました‪٩(×_×)۶‬
そりゃ当然か!
なので、社会人になり結婚してから念願の望遠鏡を買いましたよ。子供が小さかった時は、よく一緒に月とか眺めたものです。何もかも懐かしい……。





さて、映画です。
この劇場版は、ヤマトのテレビシリーズ全26話を146分にまとめたダイジェストなので、粗粗のストーリーで、それはしょうがない。

なので、初めて観る人にこれを勧めて、ヤマトを好きになってもらえるかは疑問。それでも、当時、劇場でヤマトを観る喜びは何物にも変えがたく、それがあって、傑作「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が生まれるんですよ。



「無限に広がる大宇宙……」
なんてセリフに胸を高鳴らせました。
おそらく「宇宙大作戦」の「宇宙、それは最後のフロンティア……」と双璧をなすくらい夢広がる。

時に2199年、地球人類は絶滅の危機に瀕していた……。
ガミラス星の地球侵略というショッキングさ。
緑の地球が見るも無残な姿に。
そして、毎週の放送の最後に「人類絶滅まであと〇〇日」というナレーションが流れるんだけど、それがたまらなくドキドキするの。本当に間に合うのかなぁ……って、真剣に心配したよね(笑)


宇宙艦隊の戦闘もワクワクしたよね。
いつも危機一髪で何とか回避するのがたまらなかったね。

一番はやっぱドメルだなぁ!
七色星団での戦いが本当に好き。
ここだけダイジェストじゃなくて、ちゃんと観たいぞ~( ˘ ˘ )ウンウン
もう、戦艦大和に米軍艦隊が襲いかかるの図。
絶対勝てないと思うもんね~。
ドメルの知将ぶりを堪能出来ます\(^o^)/
敵ながらアッパレ!
しかも、劣勢になってからも良い。
「狼狽えるなゲールくん」の沈着冷静ぶりがたまらん。
最期も武人らしかったね……( ̄^ ̄゜)

総統のデスラーは、次作以降に好きになるけど、今作ではチョー憎たらしいからね。でも、声を当てた伊武雅刀さんが素晴らしいのは間違いない!
ガミラスって、単純に見るとナチスのイメージなんだけど、製作の西崎さんは「そんな矮小な者ではない」と言ったらしい。そうなのか?(笑)
一応、デスはDeathから、ラーは太陽神から取られたらしいよ。


あと、僕はヤマトの音楽が本当に好きで( ˘ ˘ )ウンウン
ヤマトが発信する時の、高揚感たっぷりの音楽🎶
高まるな~\(^o^)/
ブラックタイガー隊の出撃場面の音楽とか、本当に好きだったなぁ。自転車こぎながら口ずさんでた(笑)

宇宙戦艦ヤマトの音楽を担当するのは宮川泰さん。
ささきいさおさんが歌うあの有名な「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌やザ・ピーナッツの「恋のバカンス」、意外なところでは志村けんさんで知られる「ウンジャラゲ」とか、振り幅がすごい(笑)


また、僕は全ての映画の中でも、沖田艦長がベスト艦長なんです!
「スタートレック」のピカード艦長も好きだし、「レッド・オクトーバーを追え!」のラミウス艦長も好きなんだけど、やっぱり沖田艦長だわ( ˘ ˘ )ウンウン
その沖田艦長の勇姿を改めて胸に刻みました!



さて、10月8日はヤマトが地球から出発した日。
次は僕のアニメオールタイム・ベスト、「さらば」を観ようかな~(ˆωˆ )フフフ…