わたがしたんぷぷ

狩人の夜のわたがしたんぷぷのネタバレレビュー・内容・結末

狩人の夜(1955年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ある男が1万ドルを盗み絞首刑となる。大金の隠し場所は彼の幼い子ども2人しか知らない。刑務所でその事実を知ったハリー( ロバート・ミッチャム )は子どもたちを追い詰める。

古い映画はほとんど観たことがなかったので、説明口調だったり大げさな動きには最初驚きましたが、慣れるとストーリーによく合っている気がして面白かったです。

男はかなり恐ろしいですがストーリーは童話のような展開で良かったです。2人を本当に大切にしてくれる強い大人に出会えて良かったと安心しました。学べることが多い映画でした。

個人的に母の殺人容疑で目の前で男が逮捕されたとき、男の子がお金を投げつけ叫ぶシーンがとても良かったです。父との約束を守りお金を守っていただけで母を殺されるくらいならお金なんていらなかったんだなと落ち込む気持ちになりました。
また、その後、よく出てきていた(結婚を勧めた)おばさんが民衆に子どもたちを晒して「あの子たちも襲ったのよ」と怒りに任せて傷つけているのも悲しかったです。

映像は美しく、モノクロの世界できらきら光る星と水面が忘れられません。逃亡劇からはどのカットも絵になっていて美しいです。恐ろしさを一瞬忘れてしまいそうな映像です。

今でも人気があることがよく分かる映画でした。これを機に古い映画もいろいろ観てみたいという気持ちになりました。
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