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ドリームガールズのさんぴんのレビュー・感想・評価

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
4.0

元はブロードウェイミュージカル
スプリームスなどのR&Bシンガーを
題材した舞台劇の映画化。
監督脚本はビル・コンドン。
美女と野獣(2017)の監督や
シカゴ、グレイテストショーマンでは
脚本を担当、ミュージカル得意な監督。
.
撮影はトビアス・シュリッスラー。
美女と野獣でも撮影やってたけど
ローンサバイバー、笑えるのが
最高のお祭り映画、バトルシップでも
撮影やってたのね、気づかなかった(笑)
.
1981年初年の舞台劇の映画化とあって
お話かなりしっかりめだし
登場人物で無駄な役は無し。
主要キャラは全員心情描写がしっかり
してるし葛藤もするし言うことなし。
.
見る前はビヨンセの一人勝ち映画
なんだろうなと思ってると
正直エフィ役のジェニファー・ハドソンの
大いなる一人勝ちストーリー。
映画内での歌唱力はエフィの方が
圧倒的、実力はあるけど不器用。
対してビヨンセ演じるディーンは
歌唱力よりも美貌が優れてなおかつ
器用。このキャラだと最高の配役。
ビヨンセがインタビューで、声を
抑えて演じていた(IMDbより)らしい。
.
不器用だからこそ、納得できず
仲違いし離れていったエフィ。
器用だからこそ、プロデューサーを
上手に使いのし上がったディーン。
最初から最後まで恋愛ですったもんだ
してたローレル。
そして最後の大団円。泣くわ。
そもそもの原作はローレル
(実際のモデルはメアリー・ウィルソン)の
自叙伝。なるほど、そういうことかと。
あの3人の中の一人が書いた話なら
あの1人、やつはやつなりに3人の
ことを考えて汚い手を使ってでも
頑張ってきたけど、ヒール役です笑
.
暗転でのシーン切り替えが多いし
ミュージカル映画だけど、全員が
歌うようなシーンは少なく、曲で
感情表現をしていくタイプの映画。
いきなり歌うからミュージカルは
苦手って人でも見れると思う映画です。
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