牛猫

ドリームガールズの牛猫のレビュー・感想・評価

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
3.3
デビューを夢見てオーディションを受け続けるも、結果が出ずに燻っていた3人組が、マネジメントを買って出た敏腕プロデューサーにより、栄枯盛衰のスター街道を歩んでいく話。

ミュージカル映画なので当たり前といえば、当たり前なのですが、歌唱シーンがどれも素晴らしかった。
特にジェニファーハドソン。
彼女の歌唱力と眼力に圧倒されっぱなし。
自宅のテレビで鑑賞したにもかかわらず、歌声が腹に響いてくること。
この年の助演女優賞に輝いたのも頷ける。

ビヨンセも良かったけど、相手が悪かったかな。役柄的にもジェニファーの方がおいしかったように思う。

話の内容としては女性版ジャージー・ボーイズって感じで、これといって目新しさはなかった。メンバー間のトラブルだったり、プロデューサーとの確執だったりまで全てソウルフルに歌い上げてくれているのは清々しい。

R&B全開のノリノリなものから、暗く湿っぽいバラードまでバラエティに富んだ質の良い楽曲と、聞き応えのある彼女らのパフォーマンスだけでも一見の価値はあると思う。
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