ドルフィンキック

ドカベンのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

ドカベン(1977年製作の映画)
3.9
幼少の頃、家の近所の映画館で、観ました。
ちなみに、併映は、「恐竜・怪鳥の伝説」と「池沢さとしと世界のスーパーカー」で、ドカベン、恐竜、スーパーカーと、当時のチビッ子達が大好きな豪華三本立てでした。

「ドカベン」は、漫画も、アニメも、大好きで、両親に、おもちゃ屋さんで、買ってもらった、「トミー 水島新司 ドカベン ベースランニング 野球ゲーム 野球盤 」で、よく遊んでいました。

なので、とても思い入れのある作品ですね。

キャスト陣は、山田太郎役の橋本三智弘さん、岩鬼役の高品正広(現・高品剛)さんは、原作のイメージに、近い見た目と雰囲気で、ナイス!キャスティングだと思いました。

しかも、橋本三智弘さんは、リアルドカベンとも言える、北海道ニッポンハムファイターズの清宮幸太郎選手に似ていて、こちらも、ナイス!でした。

ただ、長島役の永島敏行さん、殿馬役の川谷拓三さん、マッハ文珠さん、皆さん、失礼ですが、どう見ても、高校生に見えなかったり、川谷さんが、「柔道一直線」での近藤正臣さんが、ピアノの上に立って、足で、「猫ふんじゃった」を演奏するシーン(このシーンは、懐かしの映像を紹介する番組で、よく流れますね。)よろしくとばかりに、足でピアノを弾いたり、空を飛んだり、もうやりたい放題ですね(笑)。

突っ込み所満載だし、随所に、散りばめられた、笑いやユーモアも、面白くて、割と楽しめました♪

とは言え、内容は、野球編よりも、柔道編の方が、メインなので、野球映画、または、ドカベンの実写版映画としては、少し、物足りないので、ギャグ映画または、コメディー映画だと、割り切って、優しい眼差しで、見守るのが、吉ではないでしょうかね♪

あと、岩鬼正美役を演じた、高品剛(現・高品正弘)さんが、特撮テレビ番組の「大鉄人17」で、岩鬼そっくりの岩山鉄五郎(通称ガンテツ)役で、出演されていて、ルックスも、演技も、ユニークで、楽しませてくれたので、こちらも、大好きな番組でしたね。
水木一郎兄貴の主題歌も、カッコ良かったなあ~♪

なので、特撮ファン方々も、楽しめるかもしれません♪

それから、野球と言えば、WBC、連日、激闘で、盛り上がりましたね♪

まずは、日本、世界一おめでとうござます。と言いたいですね。

準決勝、決勝と、まるで、漫画のような展開で、とても感動しました。

準決勝、ヘルメットを投げ捨て、激走して、二塁打を放った、大谷選手が、「カモン!カモン!カモン!」と声を張り上げて、チームメートを鼓舞する姿、そして、逆転サヨナラタイムリーヒットを放った、村神様こと、村上選手の姿、そして、神走塁の代走・周東選手が、サヨナラホームインのしたときの選手たちの喜ぶ姿を見て、胸が熱くなりました。

最後、村上選手が、逆転サヨナラ3ランホームランを放っていたとしても、もちろん、盛り上がる場面だったのですが、でも、逆転サヨナラタイムリーヒットを放ったことにより、周東選手の激走のサヨナラホームインが、際立って、更に高揚感や感動が、倍増した気がします。
あのサヨナラホームインは、まるで、サッカーの試合で、ゴールを決めた瞬間に近いような感動がありました。(個人的な意見ですが。)

あのシーンは、何度見ても、感動しますね。

正に、劇的な勝利でしたね。

あと、吉田選手の同点3ランホームランも、大きかったですね。
あのホームランが、準決勝の後の展開や決勝戦にも、大きな影響を、与えたと言っても、過言ではない位、素晴らしかったと思います。

そして、決勝戦の8回ダルビッシュ投手、そして、9回クローザーとして、登板した、大谷投手、夢の投手リレーに、グッと来ました♪

泥だらけのユニフォーム姿で、最後のバッターとなった、エンゼルスのチームメートのトラウト選手との対決も、手に汗握る、正に、名勝負でした。

大谷投手が、トラウト選手を、最後、スライダーで、空振り三振に仕留めて、グラブを投げ捨て、帽子を投げ捨て、雄叫びを上げて、喜びを、表現するパフォーマンスが、かっこよすぎて、大感動しました♪

いや~、野球って、本当に、面白くて、素晴らしいですね♪