牛猫

ニューオーリンズ・トライアルの牛猫のレビュー・感想・評価

4.2
銃乱射事件の裁判で、陪審員に選ばれた男と、目的のためなら手段を選ばない陪審コンサルタントとの駆け引きを描いた話。

法廷ものだけど、あまり難しいことは考えずに楽しめる。ジョンキューザックの胡散臭い雰囲気と法廷ものは相性がいいのかも。
銃社会への批判も含んでいて、題材としてはかなり好感が持てる。
アメリカの裁判の裏側が本当にこんなドロドロしているのかは分からないけど、ハイテク機器を使用して陪審員を選ぶ過程が、かなりSFチックでワクワクした。
法廷もので陪審員にまで触れている作品は、あまり見たことがなかったので、新鮮だったし、興味深かった。

テンポもスッキリ。最後もスッキリ。後味良し。良作だった。
牛猫

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