ばーとん

愛妻物語のばーとんのレビュー・感想・評価

愛妻物語(1951年製作の映画)
1.0
新藤兼人が脚本家として映画業界で成功するまでを描く自伝的映画。これほど魅力的な題材を手にしながら、なぜこうも辛気臭いハナシになるのだろう。映画界の裏話を暴露的に物語るとか、いくらでも面白くできそうなものだが、ひたすら苦労をしてきた自分語りに終始している。溝口を何の魅力もない平凡なキャラクターにしてしまっているのもつまらない。新藤は自分以外に興味がない人なのだろうか。説明的なナレーションも嫌い。ハッキリと駄作。
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