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民衆の敵のkazu1961のレビュー・感想・評価

民衆の敵(1931年製作の映画)
3.8
▪️JP Title :「民衆の敵(1931)」
Original :「The Public Enemy」
▪️First Release Year : 1931
▪️JP Release Date : 1931/11/28
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-603 再鑑賞
🕰Running Time : 83分
▪️Director : ウィリアム・A・ウェルマン
▪️Writer : ハーヴェイ・シュウ
▪️MusicD : ディヴィッド・メンドゥーサ
▪️Cast. : ジェームズ・キャグニー 、エドワーズ・ウッズ 、ジーン・ハーロウ
▪️My Review
トム・パワーズ(ジェームズ・キャグニー)というひとりのギャングの盛衰をドラマティックな年代記に仕立てた、30年代初頭のギャング映画の最高傑作と言われています。
シカゴのスラム街で育ち、幼い頃から犯罪に手を染めていたトムは、武装強盗をして警官を殺すような若者となってしまいます。その後、密造酒の製造に関わりますが、これがトムにとって初めての金儲けでした。母親と兄は堅気に戻るように懇願しますがトムは耳をかさず、暗黒街で頭角を表していきます。。。
トムを演じたキャグニーの演技は活気に溢れ情熱的で、観るものを引き付けていきます。
本作は、トーキー初期のギャング映画を代表する名作で、『ゴッド・ファーザー』に代表される全てのギャング映画の楚となりました。鮮烈なヴィジュアルセンスで本作を監督したウェルマンは、印象的なシーンをいくつも残しています。発作的な怒りに任せて恋人の顔にグレープフルーツを押し付けるシーンもその一つですね。そしてラストシーンは。。。
ウェルマンは贅肉を削ぎ落としたスタイルで、この悪のヒーローを、その非業の最期まで一直線に描ききっています。

▪️Overview
キュベック・グラスモン及びジョン・ブライト合作のストーリーをハーヴェイ・シュウが脚色し、パ社から移ったウィリアム・A・ウェルマンが監督し「天下無敵」のデヴラクス・ジェニングスが撮影したもので、主なる主演者は「地獄の一丁目」「千万長者」のジェームズ・キャグニー、「地獄の天使(1930)」のジーン・ハーロウ、エドワード・ウッズ、ジョーン・ブロンデル、ベリル・マーサー、ドナルド・クック、R・Eオコンナー、レスリー・フェントンの面々。(引用:映画. com)
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