公開時に観て以来だから、約20年ぶりに再見。
当然ながら、ヒュー・グラントもジュリア・ロバーツも若くて、一番いい頃なんじゃないかな。
記憶では、ロマンス映画としてとてもヒットした覚えがあるし、この映画が大好き、という人も知っています。
ハリウッドに憧れる人もイギリスに憧れる人も満足させるように上手く出来ている映画だし、とっても撮影がきれい。
市場が盛んなノッティングヒルの風景もアメリカ映画にはない風景で、いいですね。
私はあのノッティングヒルの市場の様子がとても好きです。
まぁ、離婚していて、売上さっぱりの本屋にハリウッド女優がふらりと入ってきて店主と恋に落ちる、なんてねぇ。
一種のシンデレラストーリーでもあります。
ヒュー・グラントは、最初のシーンでシャツがズボンからはみ出していたり、リッツ・ホテルにジュリア・ロバーツに会いに行く時の茶色のツィードのジャケットとかね、古臭いけれどヒュー・グラントが着ると素敵っていう。
私はあれこれ悩むヒュー・グラントを助ける妹や同居人、仲間たちが良かったですね。
あとハリウッド映画女優ということで、映画ネタなんかもたくさんあって、リッツホテルに招待されると実は取材陣向けだった、という所で他の俳優にもインタビューする所で、子役の女の子が、「レオナルドと一緒に出た映画が気に入ってる」というと「(レオナルド)ダ・ヴィンチ?」「ディカプリオよ」「イタリア人の監督か誰か?」といった、ヒュー・グラントはあまり映画やゴシップに詳しくない、というのがよくわかるシーンでした。
妹の誕生日のパーティの帰り道、庭園に入ってみましょう、というジュリア・ロバーツなのですが、鍵がかかっていて塀を乗り越えようとして失敗するヒュー・グラントはついWhoopsidaisies!と言って、そんなの50年も前しか言わないし、女の子しか使わない、と笑われます。
この言葉は、昔、小さい子供が転んだりしたときに抱き上げる時に言う言葉だそうです。それを大の大人の男が使ったから笑った訳ですね。
まぁ、しばらく恋愛もの、ハッピーエンド映画観てなかったから、息抜きによかったですよ。