テレビでフィンランドのことをやっていて、ぼんやり観てたら、なんだかフィンランドが舞台の映画が観たいな…。って思ったのでした☆
「かもめ食堂」はもう観たし…
って、この映画に辿り着いちゃいました。笑(^_^;)。
モヤモヤ感もあるけれど、後でじわじわ来る映画でした☆
私は結構好きかも♪
荻上直子監督作品は3作目。
「かもめ食堂」のおにぎりや
「トイレット」の餃子や
そして、この映画もご飯が美味しそうでした☆
焼きジャケとお味噌汁と卵焼きの朝ご飯。
良いなー。そして梅干し。
登場人物の素性?が最後まで分からないのがまた良かったのかも?でも、そこがモヤモヤしちゃうかも?
小林聡美さんが何者で、何故この場所に来たのか…。
宿"ハマダ"の主人の光石研さんは言う。
「こんな所に来る人は"黄昏る(たそがれる)"ために来る人しかいない。」
何度も出て来る"黄昏る"の言葉。
いつも仏頂面した学校の教師の市川実日子。
何故か仕事をいつもサボっている。
光石研さんも市川実日子も元々は島民では無くて、どこかから来て、そこに住み着いたんだろうなー。
と思う。
突然、小林聡美さんのことを「先生」と呼んでやって来る加瀬亮。
そして、なんと言っても!!もたいまさこさんの存在感!!☆
サイコーです!!
謎のカキ氷屋のサクラさん。
ある時期になると、どこからかやって来て、ある時、また島から消えてしまう。
もたいまさこさんの優しい笑顔も良いけれど、キリっと!!した時のもたいまさこさんが"怖面白い"のなんの!!
サクラさんの三輪自転車の後ろのカゴに乗せてもらった小林聡美さんの事を「ずるーい!!」と嫉妬する市川実日子。
サクラさんが作った"メルシー体操"。
朝、島のみんなが浜辺に集まって、ラジオ体操みたいにみんなで体操するの♪
ラジオ体操じゃダメなのか?笑
その"メルシー体操"のピアノの響き。
光石研と市川実日子が奏でるマンドリンの響き。
穏やかな波の青い海。
白い砂浜。
夏だったら、浮き輪でずっとぷかぷか浮いていたい。
けれど、季節は春。
小林聡美さんの
「いえ、結構ですから!!」
とキッパリと言えちゃうキャラ。
サクラさんが
「氷ありますよ」
と何度となく言っても、キッパリと
「結構です!!カキ氷嫌いなんで!!」
お節介具合がウザくて、一度は宿"ハマダ"を出てゆく小林聡美さんだったけれど、なんだかんだで戻って来ちゃう。
そして、なんだかんだで、馴染んでしまう。
ある日、サクラさんがこの島を去る"お知らせ"が来て、居なくなってしまう。
そして、また一年後、ズバーンと現れたサクラさんの首に巻かれた赤い長い長いマフラー。
柴犬のコージは母になり…ってメスだったんかーい!!笑
コージ可愛かった!!☆
(光石研さんがユージだから、コージと名付けたらしい。)
一瞬しか出て来なかったけれど、薬師丸ひろ子さんに笑ったなー。
光石研さんが書いた適当な地図もクスッと来る。
小ネタが結構散りばめられています☆
優しい映画でした☆癒されました☆
"ぼっち"な自分が"ぼっち"じゃなく感じられました。
んで、みんなメガネが似合うなー。
以下余談
サクラさんの作る小豆のカキ氷。
小豆のカキ氷には絶対に絶対に練乳が必要なんです!!
サクラさんのカキ氷には練乳が入って無かったなー。残念ー!!
宿"ハマダ"
オシャレな外観に反して?部屋が畳で部屋の真ん中に亡くなったかたを寝かせるみたいな白いお布団がズバーンと敷かれていた…。
でも、寝心地良さそうでした。
エンディングで大貫妙子さんの曲が流れますが、
そこは敢えてメルシー体操のピアノの音色か、マンドリンの音色にして欲しかったなー。