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ボーンズ アンド オールのデイのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
3.8
"骨の髄まで食べ尽くす」が題名の意味でしょうか?

なかなか、作品の波に乗れなかったけれど、
"後ジワ"…余韻は残りました。

特にパケ写のシーンは、作品のだいぶラスト近くになりますが良かったです。

「君の名前で僕を呼んで」
のルカ・グァダニーノ監督はシャラメくんの魅力を見せるのが上手いなー。
今までの作品で一番カッコ良かったんじゃないかしら?
シャラメくん自身が大人になったのもあるけれど、粗野で血まみれで汚れていて…。

主人公マレン役はテイラーラッセル
彼女の作品は3作目で、優等生が似合うテイラーですが(あくまでも私のイメージ)、
演技も優等生なんじゃ無いかなー?とか思ったり(嫉妬か?!笑)

カニバリズムの若い2人の純愛とロードムービー。

1980年代(多分)のアメリカ
州が変わっても、どこまでも続く田舎の風景。

音楽がパリテキサスっぽくて良き☆
クラッシックギターの音色等
(トレント・レズナー&アッティカス・ロス)

ロードムービー物としては良いのですが…
例えば、シャラメファンの女子以外の人が観たらどうなのだろう?と思う事も然り。
私は、シャラメくんだからこそ完走出来たのかもしれないなー。とか思ったり。

マレン(テイラーラッセル)とリー(ティモシーシャラメ)が恋に落ちたのは、
同年代で"同族"だったから?なのか…そこら辺がモンヤリしました。

同族である事の家庭の悩み、苦悩…等々。
まあ、恋に理屈は必要無いですものね。

マークライランス演じるサリーがなかなかキモくて、
こんなお爺ちゃんにストーカーされる10代の女の子…考えただけでゾワっとしますが…サリーがマレンに拘る理由もきちんと描かれていましたけれどもね…。
マークライランスは「シカゴ7裁判」で、私はベタ褒めしています☆

ちょっとマークライランス世代の爺さまにキョーレツなるセクハラ発言を去年末にされて、その事を思い出し、ゾワっ!としたのです & ストーカー物が全くダメなので💦

但し、キーパーソンだし、原作通りなら仕方が無いですね。


尺(釈?)が長いのもダレました…。

本当に本当にパケ写シーンがラスト間近で、そこから挽回して、余韻ヒタヒタ。

なので1時間40分ぐらいはダレました💦

それでも、観れて良かったと思いました。

「君の名前で…」は、多分もう一度観たら、絶対に私の評価は上がると思っていますが、
この作品はもう一度観る気には今のところならないです。

……

以下、駄文

えっと人喰い族は、人を食べなくても生きていける?
"衝動に駆られる"とありましたが、それはアルコールや煙草やドラッグみたいな物なのかしら?

食べなければ、幸せに暮らしていけたのでは?と思ったり…

リーが遊園地のゲーム屋の男性とあのトウモロコシ畑で…。

……

8月も終わりに近づきました。
今月も2本…お久しぶりの映画になってしまいましたが、今年30本観れるかな??
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