お久しぶりでございます🙏
淡々としながらも染み入る作品でした。
フランシスマクドーマンドの演技しかり。
人生の"正解"なんて物は無いんですよ。
フランシス演じるファーンもそう。
好き好んでノマドの生活をしているのか?
と問われたら、YesでもNoでも無い。
ただただ、街が閉鎖して、郵便番号も無くなってしまった町で
亡き愛する夫とのボーへの想いが絶ち切れず、思い出に縛られてはいるものの
どうやって生きて行くかは、ファーン自身も模索中なのだと思う。
年齢的にも仕事を探すのは大変で
Amazonの工場から始まり、各地で短期のバイトや清掃、日雇い労働…
出来る限りはやるけれど、
それでも肉体的にいつかは限度が来るでしょう。
アメリカの広大な景色
穴の空いた石から眺める大地
恐竜の像とファーンの対比
ファーンの感情と寄り添うようなピアノのメロディも邪魔にならず、美しい音色でした。
デイブの家族に囲まれながらの賑やかな感謝祭
からの
ファーンが一人でバンの中で一本の花火を灯し、新年を迎えるシーン
「さよなら」
では無く
「またね」
この世でもう会えなくなっても、またいつか…
ノマドの生活者は高齢者ばかりという。
そういう生活を"せざるを得ない"人達もいて、
ファーンがノマドでい続けている
その答えはラストシーンで、ファーンが窓からの景色を見ているシーンで分かるようになっていだんだ…と思いました。
季節も今ぐらい…からの1年を追っていますね。
2011年1月がスタートでそこから1年のストーリー。
ああ…日本は東日本大震災があったんだなー。と色々と思ってしまいました。
……
最近、なかなか映画を観る時間が無くて…
更にサブスクでしか映画を観て無いので、
前回観た映画を超えられる作品になかなか出会えなかったりして…。
この作品がアマプラで観れるようになって嬉しかったです。
でも「スリービルボード」をまだ観れてません😢