えびちゃん

小説家を見つけたらのえびちゃんのレビュー・感想・評価

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)
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優しさと思いやりに心を打たれてじわっと画面が見えなくなる。
大好きなガス・ヴァン・サント監督作品。
彼は本当に人間の弱さをあたたかく受け入れて寄り添ってくれる作品を作ってくれる。彼に救われた人たくさんいるんじゃないかな。
人種も、世代も何もかも違うのにお互いを認め合い、尊敬し合う友情。わたしに音楽を手ほどきしてくれた人や映画が趣味の方を思い出した。
ショーン・コネリーの演技はもちろん、脇を固めたアンナ・パキン、F・マーリー・エイブラハムの演技も素晴らしかった!でもちょっと悪役にしすぎで気の毒。
老いた小説家と天才黒人少年の交流を温かく見守るように描いたこちらの作品がすき。人の心に深く残る作品ではないかもしれないけど、ちょうどいい。
最近はどどーっと泣かせてくるものより、ココアのような優しさのじんわり映画がすきである。
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