円柱野郎

マスクの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

マスク(1994年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

当時はCGが映画で効果的に使われ始めた時期。
その時期にあってこの映像はかなり衝撃的だったのを憶えてる。
それまでにも実写とカートゥーンが共演することはあったけど、実写そのものがカートゥーンになってしまうんだから、凄く驚いたもんだ。

今観ても良くできてる。
テーマとしての“仮面を付けた自分とは”“本当の自分とは”という問いかけがあって、それがVFXだけのお祭り映画にはない話の面白さに繋がってるんだろうね。
しかしジム・キャリーははまり役だわ。
黙ってれば結構二枚目なのに、あの柔軟な顔w
“マスク”というキャラはジム・キャリーのためにあるなあ。

よくよく観れば全編パロディとジョークだらけの映画。
「不思議の国のアリス」を引っかけた台詞とかもさらっと出てくるけど、この辺は実にアメリカ映画らしいところかな。
字幕だとニュアンスが死ぬところがあるので吹き替えの方が良いところもあるけど、かといってマスクがフランス語っぽい発音をしているところは吹き替えより字幕の方が良い。
英語が分かってるときっともっと面白いんだろうなあ…。
円柱野郎

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