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ゴジラの逆襲の群青のレビュー・感想・評価

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)
2.5
不時着した同僚を助けるため岩戸島に行くとそこで取っ組み合いをしている2体の怪獣が!それはかつて倒したはずのゴジラと、ゴジラと同様に古代から蘇ったアンギラスだった!


ゴジラシリーズ2作目。
前作の重みは何処へやら。テイストがすごく軽くなりました笑 でもこのテイストも好きです。いきなりゴジラにアンギラスが立ち向かうところから始まる。

登場怪獣
ゴジラ
アンギラス

ゴジラは前作で死んでるので今作は二代目。今作から1975年『メカゴジラの逆襲』までは同一個体です。が、着ぐるみが前作と違い逆ゴジと呼ばれております。初ゴジとの見分けは難しいが歯が全体的に鋭く足の親指が小さくなっております。前作で歩きづらかったので小さくしたみたいですね。あと前作は下向きだった目が敵が自分と同じく怪獣なため前を向いているのがわかりやすいかも。

アンギラスはゴジラの最初の対戦相手。今までたくさんの怪獣がゴジラと戦ったが、キングギドラでもモスラでもメカゴジラでもなくこのアンギラスなんですね。その後の作品でアンギラスはライバルポジションから噛ませ犬、ゴジラの相棒、と名脇役へとシフトしていく笑 鳴き声が非常に特徴的でもうこれはアンギラスとしか言いようのない鳴き声笑


萌えポイントはゴジラとアンギラスの戦い!あきらかに高速!笑
撮影ミスをそのまま使った有名な話があります。これは今でも賛否両論かも。個人的には怪獣の重さがないので微妙な方です^^;


音楽は南海の大決戦や対メカゴジラなどの佐藤勝さん。伊福部昭さんの次にゴジラ作品の音楽を担当されています。メインテーマは使われないものの代わりに使われる今作のメインテーマと呼べるものも中々かっこいいです。


ストーリーは前作より陽の雰囲気に持っていきつつ同じくゴジラをどうやって退治するか、で展開されていきます。大阪の雰囲気が陽の要素を象徴していますね。冒頭の女性たちの会話から作品がどんなものか提示しているのもわかりやすい。
2作目にしてゴジラのポジションが核の申し子から自然災害のようになっているのもそう。


しかし他の皆さんが書いているようにラストが冗長な気がする。ゴジラの倒し方に気づいてそのままやってしまった方がノレたかな。
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