群青

ゴジラ2000 ミレニアムの群青のレビュー・感想・評価

ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)
2.7
vsデストロイアで一旦終わったゴジラシリーズ。アメリカのゴジラがゴジラではなく、大トカゲだったためゴジラを見せつけるぞ!と奮起し作った23作目です。
当時は新シリーズかぁでもデストロイアで終わったしなぁでもゴジラだしなぁ、という複雑な気持ちで観に行きました。

当時怪獣
ゴジラ
オルガ

ゴジラは着ぐるみが新調しミレニアムゴジと呼ばれます。特徴はたくさんありますよ!紫色の鋭い背ビレ、大きく裂けた口、前傾姿勢などなど。熱戦が本格的なCGになり、観ながらかっけー!となりました。これが新時代のゴジラか!という感じ。

オルガはハリウッドゴジラを倒す!という意気込みにより顔が似せて作られました笑 怪獣になる前の宇宙人CGは今観るとダサすぎてやばい。日本のCGの発展途上っぷりが垣間見えます。


改めて観た印象としてはストーリーが平成のvsシリーズより微妙だということ。当時は何も思わなかったのだがこんなに面白くなかったっけ?と思うほど。主人公とそれに対立した考えを持つ人とのぶつかり合いとそれとは無関係に破壊するゴジラと敵怪獣との攻防がメインとして描かれるが芯となるものがないためか。また脚本も突拍子がない割に登場人物たちは確信したかのように行動するのでこちらは置いてけぼりになる。特に気になったのは娘の夏休みの宿題がなんのために出てきたかさっぱりわからない使い方だった。

好きなのはテーマ曲。新シリーズということでゴジラのメインテーマが違います。差別化を図ってて耳に残る旋律で良い。せっかく作ったんだから新シリーズのメインテーマにすればよかったの今作限り。というか新シリーズは一つ一つ別個の世界観なのが(一部除く)考えもの。次回作のメガギラスが着ぐるみが同じなだけに、世界も同じだと思ってしまうし色々不親切な気がする。

ゴジラのデザインと熱線くらいがみどころかなぁ。
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