だい

泥の河のだいのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
1.3
まあ端的に言えば、ぼくには合いませんでした!

時代が違うといえばそれに尽きるんだけど、
登場人物誰1人に共感できる所がなく、
物語が進めば進むほど冷めていくぼくがいる。


あのくらいの年齢の子供って、
本当はもっと聡い。


子供を主体にした映画って、
言いたいことを言うために、
子供を実際以上に純で無垢なものとして描きがちなの辟易。

その意味でこういう映画って、

子供ってこんなんじゃないよね、
なのか、
子供にはこうあってほしい、
なのか、
その立場によって評価に天地の差は出る気がする。


カニに火をつけるシーン。

「禁じられた遊び」でもそうだけど、
子供に無垢なる残虐性を持たせる感性はぼくはいかがなものかと思う。

あの年齢くらいの子供で、
ああいう行為に対する倫理観を持ち合わせていない子などそうはいない。


大人が自論の仮託のために子供を都合良く描くこと。

ぼくにはとっても醜悪に見えるんだよなあ。
だい

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