みや

模倣犯のみやのネタバレレビュー・内容・結末

模倣犯(2002年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

連続殺人鬼が日本中を騒然とさせるサスペンス。
原作は宮部みゆきの同名小説。読了済。

2度目の鑑賞。
首が吹っ飛ぶ以外は何も覚えていなかった。
今後もその記憶が残るだけになりそう。
あんなに原作は面白いのに、こんな薄っぺらい映画になってしまった。

ボリュームのある原作なので、カットされる部分が多々あるのは勿論だと思う。
だが、それにしては無駄な映像が多い。
変なCMとかテレビ番組とか鬱陶しい。
そんなのを映す時間があるなら、もっと別の場面を描いて欲しかった。
原作を読んでいない人からしたら意味不明だろうし、原作を好きな人間からすると改悪の連続に悲しくなる。

原作とは違い、カズとヒロミはピースによって殺されたことになっている。
偶然と必然の差は大きい。
最後にピースが死ぬのか、逮捕されるのかも意味合いが大分変わる。
変えるのは別に良いけれど、それを変えた理由が全く伝わってこないので、それなら原作のままで良かったのではないだろうか。
いろいろと消化不良になる映画だった。
もう観ない。
みや

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