kazu1961

情熱の航路のkazu1961のレビュー・感想・評価

情熱の航路(1942年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-498 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 457/1001

🖋オスカー演技派大女優ベティ・デイヴィスの素晴らしい演技が堪能できる作品です。厳しい母の監視下で育ち精神を病んだ娘(ベティ・デイヴィス)が精神科医(クロオレインズ)と出逢い、不幸な娘を持つ男(ポールヘンリード)と恋に落ち、そしてその娘との関係の中で人間性を取り戻していく。。。最初の太い眉で眼鏡をかけた野暮ったい娘が人間性を回復していくにつれ美しい夫人に蝶のように変化していく様のベティ・デイヴィスの演技は凄い!!の一言。いかにも“どう?私の演技は”と言ってるような押し出しの強い演技はベティ・デイヴィスらしくて好きですね。

🖋あと味のある助演として、グラディス・クーパーの厳しくて怖い母親役も素晴らしいです。でも最後に遺産を残すあたりは実は娘想いの母親なんですね。。。

🖋そして映画史上でも有名なエンディングの台詞
「Oh, Jerry, don't let's ask for the moon. We have the stars.(「全てを求めるなんて止めましょう」)」。訳し方でイメージは全く変わってしまいますね!!

😌物語は。。。(参考:Amazon より)
強い母親に監視されて育ったために精神を病んだ名家の娘が、旅に出た船上で妻子ある男と恋に落ち。別の男との恋にも破れて再び入院した彼女は、思いがけない少女と出会うのだった。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『情熱の航路』
原題(英題):『Now, Voyager』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1942
日本公開 :1946/08/15
🎥上映時間 :117分
🎥受賞 :第15回アカデミー賞 作曲賞
🎥監督(製作):アーヴィング・ラパー
脚本 :ケイシー・ロビンソン
原作 :オリーヴ・ヒギンズ・プローティ
撮影 :ソル・ポリート
音楽 :マックス・スタイナー
出演(声優):ベティ・デイヴィス、ポール・ヘンリード

🔸Overview (映画. comより)———————
「ステラ・ダラス(1925)」の原作者オリーヴ・ヒギンス・プラウティの小説から「海賊ブラッド」「流行の女王」その他ワーナー・ブラザース脚本陣にあって活躍しているケイシー・ロビンソンが脚色し、「姉妹」その他同社の台詞監督だったアーヴィング・ラパーが演出に転じて監督に当たっている。撮影は古くから同じくワーナー・ブラザースにあって活躍しているソル・ポリート、プロデューサーは「ラインの監視」と同様ハル・B・ウォリスである。主演は「ラインの監視」のベティ・デイヴィスと「カサブランカ」のポール・ヘンリード。これに「カサブランカ」「幽霊ニューヨークを歩く」のクロオレインズ、「噫初恋」「この三人」等のボニタ・グランヴィル、「淑女と拳骨」に出演した作者兼講演家兼女優のイルカ・チェイス、英国劇壇に著名な女優グラディス・クーパー、「ラインの監視」の新進子役ジアニス・ウイルスンが助演するほか、ジョン・ローダー、リイ・パトリック、フランクリン・パングボーンその他が出演している。
kazu1961

kazu1961