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ドライヴのtetsuのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
3.8
「ベイビードライバー」の予習、復習で鑑賞!!

「LALALAND」、「きみに読む物語」のライアン・ゴズリングさん主演
(こうやって書くと、やはり、名作ぞろいですね。笑笑)
ハードボイルドカーアクション。

夜の町をドライヴする主人公。
彼の仕事は、悪党の運び屋だったが、表向きにはスタントマンの仕事をして、その姿を隠していた...。
そんなある日、同じマンションに住む子持ちの女性と恋をした彼。
しかし、そこには様々な問題があって...。

車を運転するライアンさんが、とてつもなく"凄腕"という設定なのですが、そのおかげで、これから「LALALAND」の見方が変わりそうです...。笑

それはさておき、主人公が悪党を運ぶというプロットは、「ザ・ドライバー」、「ベイビー・ドライバー」ともやはり似ており、特にオープニングの"警察とのカーチェイスシーン"は3作品とも共通しているので違いが出ていて面白かったです!
(比べてみると、本作のカーチェイスシーンが一番リアリティーのあるシーンになっていたと思います。)
また、暴力的な描写はある程度「ベイビー...」に引き継がれている印象を受けました。

序盤、"ハードボイルド"と聞いていたのに、
わりと心温まる展開になって油断していると、中盤以降、怒濤の展開になって驚きました!
特にベイビーフェイスなヒロイン、キャリーマリガンさんは魅力的で、彼女のおかげで、この作品の"ハードボイルド"な面が際立ったと思います!

そんな今作の特徴は、なんとなく漂う80s感。
80年代っぽいテクノ音楽が流れているのはもちろんですが、タイトルの字体が80年代の大ヒット青春映画「フットルース」ぽかったのも印象的でした!

最後に、
作中、"サソリとカエルの寓話"が引用され、主人公もサソリのジャンパーを着ているので、何らかのメッセージがあるのかな~と後々調べてみると、作品を更に楽しむことが出来たので、これから観る方は、是非、その寓話を知ってから観ることをオススメします!


参考

サソリとカエルの話 その意味は?自らの自然(ネイチャー)を知れ? | 笑いと文学的感性で起死回生を!@サイ象
http://rhinoos.xyz/archives/100.html

↑どうやら、「クライングゲーム」という映画も同じ寓話を基にしているそうです...。


Tifosi ドライヴ - FC2
http://kimi200766.blog.fc2.com/blog-entry-117.html

↑「サソリとカエル」の話から読み解いた方の本作の感想。


'Back To The 80's'...
https://youtu.be/SF58Lsvqg5E

↑80年代のテクノポップが2時間流れ続ける動画w
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