しかし それだけではない。 加藤周一 幽霊と語るの作品情報・感想・評価

しかし それだけではない。 加藤周一 幽霊と語る2009年製作の映画)

製作国:

上映時間:95分

3.9

『しかし それだけではない。 加藤周一 幽霊と語る』に投稿された感想・評価

日本文学史の上に自分の人生を置く  

「日本文化のなかには、三つの異なる型の時間が共存していた。すなわち始めなく終りない直線=歴史的時間、始めなく終りない円周上の循環=日常的時間、始めがあり終りが…

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m
4.3
映画内で語られている霊性と言う言葉は、現代で何かを作る際に非常に有効な表現な気がする。
Gan
3.9

「このままいつまでも永久に続くと私は思いませんね、このまま永久に続くとは思わない」

加藤周一と聞けば、とてつもない知の巨人で、難関大学の受験問題に頻出する男、というイメージを連想する。丸山眞男の文…

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BUNGO
4.7

戦後日本の代表的知識人である加藤周一の知られざる姿が映し出された映画。

前半は死者と対話する加藤に。後半は大学生に向かって「自由」について講演する加藤に大きく心揺さぶられた。

加藤の知性だけでな…

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4.0

加藤周一と云えば護憲派左翼の耄碌爺くらいにしか思われてないかも知れないが、そしてそれはその通りかもしれないが「しかし、それだけではない」。加藤の年月を経た人間の重みが伝わって来る映画。評論家がこんな…

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いつも言っているが加藤周一の謂うところの「一般的日本人」など存在しない。しかし、この知性は雑種になることでしか勝ち得ない。その塊のような映画。

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