イランの激動期を生きた女の子の半生を描いてるんですが、重暗くなりそうなところをユーモアもいっぱいだし、アニメの良さがすごく生きてる映画だと思いました。
主人公の女の子の描かれ方が、美化されたりせずにあからさまで良いです。
間違ったり、意地張りすぎたり、アホなことしたり、若気の至りみたいな事もいっぱいあるし、そういうところがイラン人だろうが何だろうが、人間として、女の子として普遍的っていうか、共感できていいなって思いました。
描かれてる国の歴史や人間の描写は現実的なんですが、心象風景なんかはアニメならではの描かれ方ができて、実写映画とはまた違った魅力も感じました。