ギズモX

ブルース・ブラザースのギズモXのレビュー・感想・評価

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)
5.0
【汝、光が見えるのか?】

ジョンランディスと『サタデーナイトライブ』のブルースブラザーズがタッグを組んだ傑作ミュージカルコメディ映画。
ちょっとおかしな黒ずくめの兄弟『ブルースブラザーズ』がシカゴ中を巻き込んで大暴れする痛快娯楽ストーリー。

ミュージック、カーアクション、コメディなどなど『見てて楽しいもの』をありったけ詰め込んだ底抜けに明るい作品であり、頭の中に浮かんだバカバカしさ全開の破天荒をそのまま実際にやってみた作品だ。

レイチャールズ、アレサフランクリンといった大御所による最高のミュージカルシーンに加えて、特に凄いのが超絶怒涛のカーアクション!
その物量と破壊力は映画史の中でもトップクラス!
愛機『ブルースモービル』が繰り出す破茶滅茶加減は限界というものが一切ない。
これCGじゃないんですよ!

モールのシーンのラストでコック調のエキストラが「ちょっとそこどいて!」な感じでカメラに軽くぶつかるのが凄く好き。

あと、ミュージカルシーンで一番好きなのは、黒人教会でのジェームスブラウン率いる聖歌隊の皆さん!
彼らのちょっと狂乱じみている元気ハツラツさは

「お前らただひたすら騒ぎたいだけだろ!」

の一言。
でも心の底から幸せなのが嫌でも伝わってくるので、何度見ても本当にウキウキする。
あのシーンがなかったら「天使にラブソングを」はちょっと違ったモノになってたかもしれないね。

ただあのキリスト像は何度見てもこえーよ。
ギズモX

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