"いつから1人か知らずに横たわってる
そんな俺が癒されるのか"
【STORY】
新しい記憶がすぐに消えてしまう男が、自分の妻を殺した者への復讐を目指して真実を追う。
シーン毎に時系列を遡っていくというトガった構成で有名な、ノーラン監督の初期作品。
【一言まとめ】
●コンセプト・構成が最高
●タトゥーだらけのデザインも好き
●鑑賞1回目の驚愕ぶりは忘れない
【感想】
何度観てもこのコンセプトが最高ですね。
前に見たシーンの最初に繋がると、また更に時系列を遡ったシーンが始まるという繰り返し。そして間に挟まるモノクロのシーン。スタイリッシュで難解な構成もクセになりますよね。
メモだらけのタトゥーというキャラデザインも、かっこいいビジュアルを作り上げていて唯一無二!ポスターもクールですよね。
そしてやっぱり、予想できない展開が最高の魅力‼️
初めて鑑賞した際の驚愕は忘れられません。クリストファー・ノーラン監督は勿論、今作の原作を書いた弟ジョナサン・ノーランにも脱帽ですね。どうしたらこんな展開思いつくんだろう…
異様な執着・強迫観念に追われる男というのは、短編処女作『Doodlebug』からずっとあるノーラン監督の特徴の1つ❗️
そういう意味ではアロノフスキー監督とかにも似た部分がありますよね。
冒頭の彼の「レニー!!」ってご機嫌な呼び方がなんか好きです。
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観た回数:5回
直近の鑑賞:U-NEXT(20.10.03)