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『メイク・アップ』に投稿された感想・評価

中原俊監督の未見作。マイナーなストリッパーと、知的障害を持つ青年の切なくも純粋な心の交流。曇り空、雨、夜のどのシーンどれもいい。
ただこの時代の尾美としのりさんを見ると、どうしても尾道三部作の主人公とかぶってみてしまうが、そうみても本作はなりたってしまうのがいい。烏丸せつこさんは、この時代の土曜ワイド劇場を沢山見ているが、やはり別人。いい役者さんですね。
2.9
ストリッパーの地方巡業、

陰口をたたかれるフラメンコ女優と、
一緒に行動する石を並べる22歳の男









烏丸せつこ、
今とは違うプロポーション。

尾美としのり、
「転校生」の時に感じた彼の演技力の素晴らしさを思い出した。

小林稔侍、
「さびしんぼう」ではお父さんでしたのに





余談、
20年ぐらい前に感じた話です。一度だけ行ったことはありますが本当に独特な世界。常連のサポーターが紙テープを投げては素早く回収する。そのヲタ芸のような慣れた技術に驚いたもんです。Google マップで調べたところ閉鎖されていました。
ストリッパーと精神障がい者による肉体関係を持たない奇妙な旅、ドラマが全体的に薄いし烏丸せつ子演じるストリッパーと尾美としのりの障がい者の若者の関係性も深みがなく『道』(話の骨格で言えば『男はつらいよ 奮闘編』、春川ますみのエピはあまりにもリリーだったが)の亜流ロードムービー以上にはならなかったが、尾美としのりの真に迫った演技が素晴らしくて作品のランクを上げている。ちなみに尾美としのりは『火の鳥』で共演してから若山富三郎と親交を深め演技のアドバイスをたびたびもらっていたといい、あの自然ななかに常人とは違う異様さを醸し出す演技は色々と教示された成果なのかなと想像したりも。

年齢を意識するようになったフラメンコストリップを得意とする烏丸せつ子の幸薄そうな憂いある演技は良かった、そんな彼女をサポートするのが『六本木心中』をバックにド派手なストリップをする山本奈津子、刺青をした体でパフォーマンスを繰り広げる亜湖、今は足を洗い喫茶店を経営する岡本麗と日活ロマンポルノ経験者(監督もロマンポルノ出身の中原俊)なので安定感がハンパない。そんな中にしれっといる春やすこに時代を感じてしまう。

放浪の末にたどり着いた温泉町での騒動からのラストは無理やり良い話にしようとしているところがありあまり好きではない、海辺に大の男が何日もいるって不審者すぎて警察に通報されるのでは。

ストリップ劇場に筑紫哲也みたいなお客さんがいたと思ったら本人だった、ジャーナリストのオーラは消していたので違和感は無かったけど。

劇中流れる音楽があまりにも80's。

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