ギターを持った渡り鳥の作品情報・感想・評価

「ギターを持った渡り鳥」に投稿された感想・評価

リカ

リカの感想・評価

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やっぱりなんだか昔の日本は小洒落てる。喋り方も上品。
小林旭さんは流石というかクサい芝居も似合うしカッコ良くなっちゃう。ルリ子さんは美人でフランス映画に出てきそうだった。
冒頭のアメリカの荒野のようなシーンから、こんなの日本であり得ないだろの連続。ひたすら、ハリウッドのような海外映画のような世界を日本でやりきる潔さ。小林旭さんや浅丘ルリ子さんのデファルメした演技・設定もよく、今の日本映画にはない娯楽作としての魅力がある。

よくテレビの登場で、日活や大映が衰退したというが、この映画を観ると納得できる。とことん海外の大作映画を意識しながらも、とにかく早い展開、そのテンポのよさ、わかりやすさ、楽しさにはテレビドラマの作りに通じるものがある。説明を極力除き、画面を見てるだけで楽しい場面(アクション、ロマンス、喧嘩など)でどんどんつないでいくのである。このある種のハチャメチャさ、娯楽に徹した作品づくりに今の映画やドラマにない魅力がある。

実際、今日のテレビドラマは映画を意識してしっとりしっかり説明してつくるのが力作であるという風潮が空回りしている感がある。それに対し、映画がティーンなどを意識してテレビドラマ的なテンポのよい演出に向かっている事実。あるいは、「君の名は。」のように都合のよい展開や矛盾だらけの脚本ながらもとにかく次から次へと面白い展開、面白い絵を出して、人々を考えさせる前に魅了させるつくりでウケている事実は、世間が映画やドラマにかつての日活や大映的な持ち味を求めてる証拠なのかもしれない。

しかしながら、昨今の、例えば「君の名は。」に比べると、これだけ時間も短く娯楽作品なのにも関わらず、本作の方が遥かに、(突拍子な設定ではあるが)人物がよくできているし、少ないセリフで描けている。例えば、浅丘ルリ子さん演じる由紀の出番は意外にも少ないのだが、それでも主人公二人が恋に落ちる過程はよくわかる。このあたりの人物像の作品での出し方、描き方は今日のエンターテインメント作品より遥かに上手い。そして、そこにはどこか作り手が今の多くの映画人に比べて、もっと人生観や生活、風俗を見る目、いや見てきた目をもっている気が私にはするのである。
日活の看板スター小林旭の代表作シリーズの第1作目です。小林旭がギターを片手に函館にやってくるところからお話は始まります。登場の仕方がまさに西部劇ですね。ダイスカップを振ってみたりギターを爪弾いてみたり拳銃の扱いもそうだけど小林旭はとにかく手が綺麗!小林旭が小道具を手に持つと何でも華麗に見えます。金子信雄が小狡い悪党のボス役を好演してますね。小林旭は特別に美形ではないけれど不意に笑顔を見せられると胸がキュンとします。この作品でも共演してる浅丘ルリ子や奥さんだった美空ひばりが魅了されたのも分かる気がしました。
Yuki

Yukiの感想・評価

2.6
小林旭かっこいい!浅丘ルリ子かわいい!昔はこういうのが流行ったんだなぁ、としみじみ。今でいうEXILEみたいな存在なのかな?

こういうの映画をネタに50,60代のおっさん達を聞いてみたい。

映画としてはこういうのかっこいいだろ?!的なマンガっぽい感じ。

あまり好みではないけど、軽くみるにはいい感じ
寿都

寿都の感想・評価

4.2
小林旭。名前をたまに耳にするが何者なのか、顔も代表作も知らず、演歌歌手かな?くらいの認識だった。映画を見終えて検索したらますます深まる謎w

なかなかにすごく良い染みるギターを弾きます(本当に弾いてるよね?)。甘い歌声。タイトル通りわりと何処へでもギターを持って行き歌いますが、意外と、ぷっwって感じじゃなく、これが自然でサマになってて憧れすら抱いてしまいます。ギターひとつで旅をする身軽さ(荷物ゼロ)。流しでお金も稼げちゃうわけですね。異様に上手いからね。正体は元刑事w いいよなぁ、これ以上に素敵な旅があるだろうか。革ジャンは丈夫で真冬でも暖かく、春秋でも暑すぎないから放浪者に適したアイテム!!

超濃厚な昭和ムードに、会話も耳に入らないほど、画面の隅から隅まで絵に見入ってしまいました。同じ言語で同じ国なのにすごい異世界感でたまらん。

放浪者の滝(小林旭)と、港町のマフィアが絡んでいくよくある感じのストーリーで捻りも深みもあまりないけど、演出が魅力的で面白く観れたしラストは泣いた。

浅丘ルリ子の衝撃の可愛さ!!!寅さんでしか観たことがなかったら、若い時にここまで美しかったとは知らなかった。10代かな?たぶん可愛さでは世界一。お嬢様役だから衣装も夢のような可憐さでもう120億点。あの喪服ワンピース素敵だったなぁ…。
『 小林旭のための映画 』

山を背に荒野を馬車に乗せられて登場。西部劇を意識したようなオープニングw

小林旭細い。正直、演技が大根。顔もそんなに二枚目とは思えなかった。

クサイ演出が多い。滝が復讐しにバーに現れる時の演出がこれでもかってくらい臭いw海に落ちたのに服が濡れてないし。

結局、滝が刑事時代にジョージの相棒を追い詰めた末に撃ち殺した理由は何だったのか?

小林旭をかっこよく売り出すための外連味たっぷりの映画といった印象。
yumi

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3.0
あり得ない設定だけど、なんか楽しかったな。スペードのジョーこと宍戸錠さん整形前だったかな
茻

茻の感想・評価

3.5
金子信雄とは気がつかなかった。
誰も彼も若い。小林旭はもちろんの事、宍戸錠の若さ。役柄は渋かったが、顔つきはまだそれと釣り合わないくらい若々しい。

話は何じゃいwって感じで、人気シリーズの一作目としては、パンチに欠ける。ただ、小林旭のキャラクターの雰囲気、佇まいの男前さで成立しているような。はだけたシャツからのぞくバキバキの腹筋とか、、w
浅丘ルリ子とのロマンス一辺倒かと思ったら過去の因縁あり、対決ありで思ったより面白かった……
流れ者の男の物語にはいつの時代も一定の需要があるのだと感じた。
▼4/20/16鑑賞
函館地上げ騒動、妹夫婦とお嬢様。ギター流し、小林旭の歌声。キュートな浅丘ルリ子さん。金子信雄パパ、もちろん悪人。ジョージ、因縁のスカーフェイス。すり替え、鳥撃ち、婦女暴行。ブレない悪さの宍戸錠。
※Hulu
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