円柱野郎

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

“あるストーリー内での小ネタの積み重ね”という作劇はあまり変わらないけど、前作とは違って話の中心にビーンしっかり据えたことで、TVシリーズ時代に見ていた英国コメディの感覚に近いものになった。個人的には前作のいかにもハリウッド的なコメディよりも、よっぽど楽しめたね。
ビーンは身近にいればとってもウザいけど、でも本当に悪い奴でないというところがニクめない。今作でも自分のせいで生き別れ(?)になった少年に協力しようとするし、カンヌまで車に乗せてくれた女優のために上映作品を改竄(!)するしw
展開はビーン中心の小ネタばっかりかと思いきや、終盤に行くにつれてバラバラのネタだった話が纏まってくる脚本は良かった。背景に過ぎなかった人たちが一同に会し、ラストの大団円はまた何とも気分よく観られます。ネタのストック的に多くできる映画ではないかもしれないけど、この感じで3作目があれば嬉しいかも。
本作はパリ~カンヌのロードムービーでもあるけど、フランスの風景がまた良い感じでした。
円柱野郎

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