kazu1961

惑星大戦争のkazu1961のレビュー・感想・評価

惑星大戦争(1977年製作の映画)
2.8
▪️Title : 「惑星大戦争 THE WAR IN SPACE」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1977
▪️JP Release Date :1977/12/17
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-451 再鑑賞
🕰Running Time:91分
▪️My Review
またまた轟天号が観れる作品です。轟天号が地球を飛び立つ映像は、『宇宙戦艦ヤマト』を想起しましたね。『宇宙戦艦ヤマト』からも多くのアイディアが想起されてるんでしょうね。映画『海底軍艦』の宇宙版リメイク作品としての位置づけは非常に興味深くはありましたが、ハリウッドと日本の圧倒的な製作費、特撮技術差を思い知ることになった作品です。。。本作を鑑賞した翌年に「スター・ウォーズ』を観ることになるんですもんね。
本作、1978年夏の『スター・ウォーズ』の日本公開を控え、東宝は本作を急遽製作して正月映画として公開しました。クランクインが公開の2か月前というタイトな製作期間で間にあわせ的に製作してしまったんですね。その結果、破壊される各国の都市などは『宇宙大戦争』や『世界大戦争』『ノストラダムスの大予言』からの流用が多くあり、旧態めいた美術やドラマ展開など、急いで製作した感が否めないです。これではハリウッドと張り合えるわけがないですよね。
しかしながら、前述のように、ベースとなっているのは名作『海底軍艦』で、その宇宙版としては興味深いですし、中野特技監督ならではの火薬を使った爆発の持ち味を堪能できたり、またヒロインに扮した若き日の浅野ゆう子の何故か艶かしい捕虜服がセクシーで目を惹きます。若くて元気な千葉県知事、森田健作も見どころです。津島利章の大らかな音楽と相まって憎めない作品には仕上がっています。

物語は。。。
1988年、太陽系外惑星から飛来した異星人の地球侵略に対抗するため、宇宙防衛艦「轟天」が、金星を前線基地とした異星人の「大魔艦」に立ち向かいます。。。

監督と特技監督には、1970年代の東宝でゴジラシリーズとSF作品を手がけてきた福田純と中野昭慶のコンビがあたりましたが、福田監督はこれが結果として東宝最後の劇映画となりました。

▪️Overview
1988年、金星に謎の基地を建設した第三惑星人が地球征服を企み、襲撃してきた。地球軍は秘密兵器スペース・ファイターを装備した轟天を出撃させ、宇宙戦争となる。脚本は「愛のなぎさ」の中西隆三と「白熱」の氷原秀一、監督は「エスパイ」の福田純、撮影は「若い人(1977)」の逢沢譲がそれぞれ担当。(参考:映画. com)

出演、森田健作、浅野ゆう子、宮内洋、新克利、沖雅也、池部良。
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